松本哲哉教授 コロナ感染急拡大に「若い世代の重症化も、これからかなり深刻になってくる」

[ 2021年8月15日 09:32 ]

TBS社屋
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 国際医療福祉大の松本哲哉主任教授(感染症学)が15日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・00)にリモート出演。東京都で14日に新型コロナウイルス感染者が新たに5094人報告されたことに言及した。

 前日13日の5773人に次いで2番目に多い感染者で、13日と比べ、入院患者は35人増えて3762人、うち重症者は18人増の245人で、いずれも過去最多を更新した。死者の報告はなかった。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者は4231・1人と上昇し、前週比108・7%。自宅療養者は2万1729人で過去最多となっている。

 松本氏は、感染の急拡大について「デルタ株の影響が大きいと思います。重症化リスクは海外のデータでも2倍から5倍というふうに言われていますし、やはり感染力が強いのでそれだけ感染者数もそれだけの規模に増えています。そうすると感染している人がかなり多く出ていて、さらに重症化するリスクが高いというデルタ株の影響が出てくると若い世代でも比較的に重症化する例が多くて40代、50代の方が今メインになっています。60代の方も減っているかっていうと決してそうではなく数から言えば実は増えています。そういうことを考えると今の状況は安心できる状況にありませんし、世代に関しては若い世代の重症化も、これからかなり深刻になってくるんじゃないかと思います」と自身の見解を述べた。

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