安田菜津紀さん コロナ感染拡大、ラムダ株の公表遅れも「求めがあっても臨時国会が開かれない」

[ 2021年8月15日 13:24 ]

TBS社屋
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 フォトジャーナリストで海外、日本で貧困や災害、難民問題を取材している安田菜津紀さんが15日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・00)にリモート出演。東京都で14日に新型コロナウイルス感染者が新たに5094人報告されたことに言及した。

 前日13日の5773人に次いで2番目に多い感染者で、13日と比べ、入院患者は35人増えて3762人、うち重症者は18人増の245人で、いずれも過去最多を更新した。死者の報告はなかった。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者は4231・1人と上昇し、前週比108・7%。自宅療養者は2万1729人で過去最多となっている。

 安田さんは「30代であっても重い後遺症に苦しんでいる方もいるので、そういった意味でも非常に大きな懸念がある。この間、コロナ対策もそうですし、先日まで開催されていた五輪に関しても盛んに安心・安全っていうことが掲げられていたが、安心・安全というのは適切な情報共有がなされて初めて成り立つものでないかなと思う」と指摘。そして「今、こうやって重症者数が増えているっていうのはデルタ株が猛威をふるっているからだということだと思うんですが先日、国内でラムダ株という別の変異株が確認された。そのラムダ株が確認されたのが五輪関係者というのも最近になって公表された。公表の遅れって果たして防げなかったのか、人出の5割減少が今、警鐘として鳴らされているわけですけど、あのように大きな大会を開催していたということが真逆のメッセージにつながらなったか、いろんな疑問を問いたい中、国会が閉じたまま。求めがあっても臨時国会が開かれない。これだけの状況になっても、なお議論の場が狭められているということ自体、人命の軽視ではないかと思う」と自身の見解を述べた。

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2021年8月15日のニュース