DaiGo出演会社がCMと広告起用自粛を発表「差別的発言は許されるものではない」

[ 2021年8月15日 09:26 ]

メンタリストのDaiGo
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 メンタリストのDaiGo(34)がアンバサダーを務める「霧島天然水 のむシリカ」は14日、公式サイトで、DaiGoが出演のCMを自粛、また広告起用も当面の間自粛すると発表した。DaiGoは昨年4月「のむシリカ」のアンバサダーに就任、CMなどにも出演していた。

 DaiGoは路上生活者(ホームレス)や生活保護受給者を差別するような発言をして批判が殺到。13日に自身のYouTubeチャンネルで謝罪を行ったが、批判の声は収まらず、14日に再び同チャンネルで謝罪を行った。

 しかし「霧島天然水 のむシリカ」は、公式サイトのトップに「お詫びのお知らせ」として「平素より「のむシリカ」に格別のご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。この度、弊社製品の広告に出演しているタレントのメンタリストDaiGo氏による不適切な発言があり、関係者をはじめ、多くの皆様に不愉快な思いをさせてしまいましたこと、深くお詫び申し上げます」と謝罪。さらに当社が20年11月からホームレスへの炊き出しを支援する活動などを行ってきていることを説明したうえで「しかし、いかなる状況においても差別的発言は許されるものではなく、当社は今回の事態を重く受けとめ、メンタリストDaiGo氏出演のCMを自粛し広告起用は当面の間自粛させて頂くほか、支援団体への寄付を行うことと致しました。なお、支援団体と金額につきましては現在検討中でございます。決定次第、ご報告させて頂きます。重ね重ねではございますが、ご不快な思いを感じた皆様に心よりお詫び申し上げます。今後も弊社にて取り得る最善の対応を取って参りますので、どうぞ今後ともご愛顧を賜りますようお願い申し上げます」とつづった。

 DaiGoに対しては生活困窮者支援団体4団体が公式サイトに連名で緊急声明を発表し一連の発言について「人の命に優劣をつけ、価値のない命は抹殺してもかまわない、という『優生思想』そのものであり、断じて容認できるものではありません」などと厳しく指摘。13日夜の生配信謝罪にも、生存権を保障するための制度として生活保護制度があるという根本的な理解を欠いているとし「自らの発言の問題点を真に自覚していると評価することはできず、その反省と謝罪は単なるポーズの域を出ていないと言わざるを得ません」としている。  

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2021年8月15日のニュース