数々のマッチ伝説 合宿所内をバイク移動、美空ひばりさんには「おばさん歌うまいね」

[ 2021年5月1日 05:55 ]

◇近藤真彦の主な年表◇
Photo By スポニチ

 30日にジャニーズ事務所退所を発表した近藤真彦(56)はデビュー以来やんちゃなキャラクターとして数々の伝説を残している。ジャニーズ事務所の合宿所時代から大物ぶりを発揮。合宿所では玄関から数十メートル先にあった自分の部屋まで廊下をポケットバイクで移動するほどだった。先輩の服でもお構いなしに、先輩の名前の上から、でっかく「マッチ」と油性ペンでなぞって自分の物にしていたという。

 人気全盛時に舞台で1カ月の大阪滞在が決定した時は乗り気ではなく、当時ハマっていたビリヤードの台を「部屋に置いてくれれば行く」と宣言。スタッフが大阪市内でビリヤード台が置けるホテルを探し出し、実際に設置。その熱意に近藤は応え、公演に全力投球した。

 芸能界でも数々の伝説を残していることでも有名だ。歌番組のリハーサルで美空ひばりさんとは気付かずに「おばさん歌うまいね」と発言。すぐに謝罪に行くと、近藤の素直な感想が響いたのか「うれしかった」と言われ、以降かわいがられた。

 デビュー直後の16歳から「ザ・ベストテン」などで共演した黒柳徹子(87)とは食事や旅行にも行く仲。黒柳が「私に引導を渡すのはマッチ」というほどで、寿司屋で近藤が「しゃぶしゃぶが食べたい」と言いだしたときには、わざわざしゃぶしゃぶを取り寄せたとの逸話もある。近藤の結婚の際には、夫人の両親が反対すると、黒柳が長い手紙を執筆。それが結婚の許しをもらうきっかけとなった。近藤は持ち前の愛きょうと物おじしない性格で芸能界の大物の心も鷲づかみした。

続きを表示

2021年5月1日のニュース