蒼井優「興奮し感動」、高橋一生「最高の体験」 黒沢監督の銀獅子賞受賞に大喜び 

[ 2020年9月14日 05:30 ]

ベネチア国際映画祭

蒼井優
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 第77回ベネチア国際映画祭の授賞式が12日(日本時間13日)行われ、コンペティション部門に出品された「スパイの妻」の黒沢清監督(65)が監督賞(銀獅子賞)を受賞した。

 銀獅子賞獲得の報に蒼井優(35)と高橋一生(39)も興奮を隠せなかった。報道各社にコメントを寄せ、感激に浸った。

 “スパイの妻”を演じた蒼井は「黒沢監督、銀獅子賞受賞おめでとうございます」とまず監督を祝福。「ケイト・ブランシェットさんから監督のお名前が呼ばれた瞬間、現場の片隅で、モニターを静かに並んで見つめられていた、監督と奥さまの後ろ姿を思い出しました」と撮影時の一コマを振り返った。

 上映前の9日に都内で会見した際には「(ベネチアに)行けなかったのが残念です。それでも私たちが渡れなくても映画は届くんだと。今日はその喜びをかみしめて過ごしたいと思います」と、ちょっぴり悔しそうな顔をのぞかせていたが、それから4日後に届いた吉報に心も晴れた。「たくさんの映画仲間から連絡が入り、みんなとても興奮し、感動し、喜んでいます。黒沢監督、本当におめでとうございます。これからも監督の映画を楽しみにしています」と喜びをかみしめた。

 訪れた満州で偶然恐ろしい機密を知ってしまい、国家から反逆者と疑われる貿易商を熱演した高橋も感無量。「この作品が世界で評価されることをうれしく思います」とした上で「黒沢監督のもと、あの空間、あのスタッフ、キャストと共に作品を作り上げていく時間は、最高の体験でした」と監督との出会いに感謝の思いをつづった。

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