銀獅子賞の黒沢監督 演出力は圧倒的 未来の映画人の育成に力を注ぐ

[ 2020年9月14日 05:30 ]

映画「スパイの妻」で、ベネチア国際映画祭の公式会見にリモートで出席した黒沢清監督
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 第77回ベネチア国際映画祭の授賞式が12日(日本時間13日)行われ、コンペティション部門に出品された「スパイの妻」の黒沢清監督(65)が監督賞(銀獅子賞)を受賞した。

 未来の映画人の育成に力を注いでいる黒沢監督。自身もその才能を見いだされたのは立大在学中のことだった。長谷川和彦監督(74)に誘われて「太陽を盗んだ男」(79年)の製作進行を担当。伊丹十三監督も高く評価した一人で、89年には伊丹プロ製作のホラー映画「スウィートホーム」の監督を任された。二次使用時の報酬の支払いを巡って伊丹プロと東宝を訴え「監督の地位向上」に奮闘した姿は記憶に新しい。

 「映画とは何か、まだよく分からない」と言いながら、コメディー、ホラーなどジャンルを問わずに幅広く手掛けてきた。社会の混とんを描きながら矛盾に満ちた人間を描き出す演出力は圧倒的。猟奇殺人を題材とした97年の「CURE」から海外での注目度も大きくなった。

 「Seventh Code」(14年)で前田敦子(29)を女優として開花させ「散歩する侵略者」(17年)では長澤まさみ(33)や高杉真宙(24)から新しい一面を引き出すなど、俳優たちが仕事をしたがる監督の一人だ。

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