「徹子の部屋」で岡江さん追悼番組 デビュー、結婚、出産…人生の転機を振り返る構成に

[ 2020年4月24日 14:12 ]

岡江久美子さん
Photo By スポニチ

 テレビ朝日は24日、「徹子の部屋」(月~金後1・00)で、新型コロナウイルス感染による肺炎で23日に死去した女優・岡江久美子さん(享年63)の追悼番組「緊急追悼 岡江久美子さん」を放送した。

 番組は、岡江さんの人生の転機を振り返る形で構成された。25歳だった82年の放送回で岡江さんは、芸能界入りのきっかけを明かしていた。懸賞に応募して名前を呼ばれるのが好きだったといい、ある時、懸賞付きのミスコン応募。「ミスになったら、何かもらえたんです。それ目当てで応募したら、1位にはなれなかったんですけど、最後の5名くらいに残って、今の事務所が引き取ってくれて。『お芝居やる気があるならいらっしゃい』って。で、育ててくれたんです」。

 83年の放送回は、俳優・大和田獏(69)との新婚直後で、結婚指輪と婚約指輪をうれしそうに披露した。大和田からのプロポーズは「結婚しようよ」というストレートな言葉だったといい、キザなせりふを期待していた岡江さんは思わず「平凡ね」と返してしまったという。それでも、「『結婚しようよ』って平凡な方が、ジーンと来ました」とうれしそうに振り返っていた。

 また大和田とは結婚当初、「誰でも気軽に来られる家庭に(したい)。あそこの夫婦となら気軽に食事に行ってもいいねって言われる夫婦になろうとは言っています」と、家庭作りの誓いを立てていたことを明かしていた。

 85年の出演の際には、長女で女優・大和田美帆(36)がまだ2歳のころだった。長かった髪を切っており、「子育てカットで短くしました。楽ですね」と、すっかりママになった姿を披露した。娘の毛量が少ないのが当時の悩みだったようで、「私と獏ちゃんは髪の毛が多いんですけど、子供は全然ないんです。嫉妬で髪の毛引っ張るときはありますけどね。女の子だけど、いつも男の子に間違われちゃう」と話していた。

 96年の出演時には、食卓の団らんの模様を明かした。「夕飯が一番楽しいんですけど、みんながしゃべりたがりで。私は今日あった1日のこととか、くだらないこととか(を話して)、彼はいろんな他のこと、子供は学校のことをわーわーってしゃべるから、うるさい、うるさい。にぎやか」。中学生になった美帆も自分に似ておしゃべりだといい、「私に似てよくしゃべります。『黙ってなさい』って言うと『すごくつらい』って。私がしゃべらない時は寝てる時だっていうんですよ。そりゃそうだねって」と笑っていた。

 最後の出演は昨年で、親子3代の家族旅行の写真を披露した。宿で岡江さん、美帆、美帆の娘が背中を向け、外を見ている3世代ショットに、司会の黒柳徹子(86)も「あらかわいい」と感激。岡江さんは「うなじが柔らかくて触りたくなりますよね」と、初孫のかわいさを実感していた。

 岡江さんは今月3日に発熱を訴え、6日朝に容体が急変。都内病院に入院し、集中治療室(ICU)で治療を受けていたが、23日午前5時20分に死去した。

続きを表示

2020年4月24日のニュース