千鳥・大悟、フジ「志村でナイト」後番組司会に抜てき「志村さんに怒られないように」

[ 2020年4月24日 05:31 ]

これまでフジテレビの深夜冠番組でコントを披露してきた志村けんさん(右)。左は「志村友達」で司会を務める千鳥・大悟(「志村でナイト」から)

 フジテレビは、先月29日に新型コロナウイルスによる肺炎のため死去した志村けんさん(享年70)の冠番組「志村でナイト」の後番組として、28日から「志村友達」(火曜深夜0・55)を放送することを決めた。親交が深かったお笑いコンビ「千鳥」の大悟(40)が司会に起用され「志村さんに怒られないように」と志村さん他界後、初めてコメントを出して意気込みを見せた。

 「志村さんの番組なので、志村さんに怒られないように真面目な顔してパンティーはいて収録に臨みます」。大悟はしっかりボケつつも“師匠”と尊敬していた志村さんの名に恥じぬよう視聴者に笑いを届けていくことを誓った。

 子供の頃から志村さんを見て育ち、番組での共演をきっかけに2人で酒を飲みに行った。週5回に及ぶこともあり、大先輩のそばで“笑い”を学んだ。志村さんも「振り向いておまえがいるとうれしいんだよな」と語るほど大悟を可愛がっていた。

 今回新たに放送されるのは、そんな大悟と志村さんが共演していた「志村でナイト」の後番組。同局では1996年にスタートした「志村X」以来、20年以上にわたり深夜帯で「志村」の冠がついたコント番組を放送。通算18作品目となる今回は、1000を超える放送回の中から過去のコントを振り返る。大悟とともに「アンタッチャブル」の柴田英嗣(44)が司会を担当し、ゲストと映像を見ながらトークを繰り広げるという内容。

 本来は4月から「…ナイト」の後続番組として「志村友達」という同じタイトルのトーク番組を放送するはずだった。志村さんを中心に、大悟、柴田らがゲストを招いて、会話を展開する予定だった。だが志村さんの突然の死によって内容も変わり、結局志村さんの収録参加もかなわなかった。柴田にとっても志村さんは憧れの先輩。「志村けんさんの凄さ、面白さ、コントの楽しさを、一視聴者として皆さんと一緒に楽しみたいと思います」と語った。

 初回ゲストは「ダチョウ倶楽部」の肥後克広(57)と上島竜兵(59)。27日に収録を行い、28日からスタートする。

 ≪日テレ「…どうぶつ園」タイトルに「志村」残す≫志村さんがレギュラー出演していた日本テレビ「天才!志村どうぶつ園」(土曜後7・00)は、タイトルを変えず「志村」の冠をそのままに番組を継続。今月4日には志村さんの追悼特番を放送。番組ラストで嵐の相葉雅紀(37)が「目を閉じれば園長がいる。だから僕は前を向きます」と志村さんの思いを引き継ぐ決意を語っていた。

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