岡田晴恵教授 岡江久美子さんの訃報に「早くに検査し、薬を早く投与…大切なメッセージを残して」

[ 2020年4月24日 11:08 ]

テレビ朝日の社屋
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 感染免疫学、公衆衛生学を専門とする白鴎大学教育学部の岡田晴恵教授が24日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。新型コロナウイルスによる肺炎のため23日に死去した女優の岡江久美子さん(享年63)についてコメントした。

 岡江さんの所属事務所によると、岡江さんは今月3日に発熱し、診察を受けた医師から4~5日様子を見るように言われ、自宅待機していた。だが、6日朝になって容体が急変し、都内の大学病院に救急搬送され、そのまま緊急入院。集中治療室(ICU)で人工呼吸器を装着され、その後のPCR検査で陽性と判明。その後、一度も意識が回復することなく、息を引き取った。昨年末に初期の乳がんを手術。今年1月末から2月半ばまで放射線治療を受けており、免疫力が低下したことが重症化につながった可能性があるという。

 岡田教授は「63歳で乳がん治療で放射線治療をやっているというと免疫はかなり抑制されていたんだろうと。失礼なんですけど比較的高齢で、それから基礎疾患があるわけですね。岡江さんのような人っていうのは日本中にいっぱいおられるわけです。ですから早くに検査し、重症化阻止にアビガンなどの薬を早く投与する、こういう人にこそっていう大切なメッセージを残してくださったんじゃないかなあと」と話した。そして「様子をみるという自宅療養でも、アビガンは錠剤ですので渡せていれば石田(純一)さんのように、亡くなったりというようなことを回避し、回復されたんじゃないかっていうことを思います」と自らの思いを述べた。

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2020年4月24日のニュース