笠井信輔アナ「とにかくコロナが怖い」 今月中に退院も、岡江さん訃報で不安

[ 2020年4月24日 10:12 ]

笠井信輔アナウンサー
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 血液のがんと言われる「悪性リンパ腫」を公表して闘病中の元フジテレビでフリーの笠井信輔アナウンサー(57)が24日、フジテレビ「とくダネ」(月~金曜前8・00)に生出演。今月中の退院が決まったことを明かしたが、「とにかくコロナが怖い」と訴えた。

 番組にリモート出演した笠井アナは「私、ここまで悪性リンパ腫と戦ってきたんですが、無事に今月中に退院できるになりました」と退院が決まったことを報告。「まだ最終チェックが残っているんですが、病院の先生方、看護師の方々のおかげで、最悪1年の入院ということだったんですが、最短の4カ月半の退院で、全国皆さんから応援のメッセージをいただきまして、感謝しております」と話した。

 女優の岡江久美子さん(享年63)が23日に新型コロナウイルスによる肺炎のため23日に急逝。このニュースに笠井アナは「きのうの訃報で、(退院という)そういった喜びはすべて吹き飛びました」とショックを吐露。というのも、所属事務所は、岡江さんが昨年末に初期の乳がんを手術。今年1月末から2月半ばまで放射線治療を受けており、免疫力が低下したことが重症化につながった可能性があるという発表をしており、「岡江さんは私とまったく同じ時期にがんの治療をされていまして、私だけでなく、全国のがん患者の方が自分は大丈夫なのかと、私もこれで退院していいのかと、みんな心配しているんです」ともらした。

 笠井アナは「とにかく岡江さんががんの治療をされていたことはまったく知りませんでした」としたうえで「私も強い抗がん剤を3回にわたって、この4カ月受けてきて、免疫力が下がっていまして、『このまま退院していいのでしょうか?』『入院しているほうがいいんじゃないでしょうか?』と主治医の方と話をしまして…とにかくコロナが怖いものですから」と吐露。主治医から「免疫力は薬で上がるものでもなくて、1週間、2週間このままここにいたから免疫力が急に上がるものではないんですよ。それぞれみんなが自分で回復力を付けていかないといけない」と説明を受けたといい、「となると、表の世界に出ていくしかない。私だけでなく、多くのガン患者の皆さん、治療中、終えた皆さん、これからがんの治療を受けようと思っている皆さんからもたくさん、メッセージをいただいているんですが、みんな怖いっていうんです、私もそうです…」と不安な心情を明かした。

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2020年4月24日のニュース