岡江久美子さん、わずか3日で容体急変…乳がん治療で「免疫力落ちていた」現行指針に疑問の声も

[ 2020年4月24日 05:45 ]

岡江久美子さん 新型コロナ肺炎で急死

岡江久美子さん
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 発熱からわずか3日で容体が急変した岡江さん。なぜ、こんなにも早く重症化したのか。愛知医科大学病院感染症科部長の三鴨広繁医師は「重症化する20%の中で、さっきまで話していたのに5、6時間で急に悪くなる症例がかなり多い」と指摘。山野美容芸術短大客員教授の中原英臣氏(感染症学)は岡江さんが乳がんの放射線治療を受けていたことから「体力、免疫力は相当落ちていたはず」とした。37・5度以上の熱、強い疲労感が4日以上続いてから(高齢者・基礎疾患がある人は2日)受診の相談をするという現行の指針に「がん、糖尿病、心臓病、高血圧、この4つの持病を持っている人は、すぐにPCR検査をしないといけない」と疑問を呈した。

 また都内の病院事情に詳しい関係者は「亡くなったのは大学病院と聞いている。新種の病気であるコロナは、エビデンス(その治療法がよいといえる証拠)を重視する教育系の病院よりも、個別に治療を試す小規模の一般病院の方が、重症患者の治療成績がいいという話がでてきている」と語った。

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