河村隆一、完全復活を宣言!筋トレリハビリで肺腺がん克服「病気をして強くなった」

[ 2019年12月29日 05:30 ]

インタビューを受ける河村隆一
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 肺腺がんなど今年2度の手術を受けたロックバンド「LUNA SEA」のボーカル、RYUICHIこと河村隆一(49)が完全復活を宣言した。術後の激痛を筋トレで克服したストイックなリハビリも告白。結成30周年の記念イヤーを迎えたバンドは、来年5月まで「ONE TEAM」で突っ走る。

 「LUNATIC X’MAS」と題した今月21、22日のさいたまスーパーアリーナ公演。10月の声帯ポリープ除去手術後初となったライブで、RYUICHIはいつにも増して声を張り上げた。

 「その日その日、全てを出し切るつもりでステージに上がった。自分を超えていこうと。病気をして強くなったと思います」

 昨年末の定期健診で肺腺がんが見つかった。1月に腹腔(ふくくう)鏡手術でがんを摘出。術後はしゃっくりやくしゃみをすると肋間(ろっかん)神経が痛み、歌声を長く伸ばすと激痛が走った。その痛みを克服するために挑んだのが筋トレだった。

 「腹筋をいっぱいやったんですよ。肋間神経の痛いところをわざと刺激してみようと、声を出しながら足を上げて鍛えた。そうすると他の神経が補ったのか、痛みがほとんどなくなったんです。今もちょっとしびれているところはあるけど、痛みはなくなりました」

 驚異的な回復力で翌2月にソロ名義のツアーで復帰。肺活量は10%ほど落ちたが、歌唱に影響はなく、現在はスポーツジムに週4回通い、ランニングもして回復に励んでいる。

 バンドは5月に結成30周年のメモリアルイヤーに突入した。その記念作として今月18日に発売したのが、ビルボード・ジャパンの最新チャートで1位に輝いたアルバム「CROSS」。世界的バンド「U2」らを手掛けたスティーブ・リリーホワイト氏をプロデューサーに迎えた。

 「リリーはとらえている音のポイントが違う。過去の僕らの作品と聞き比べてもらったら分かりますが、音が確実に違います。しょう油がソースになったかのような感じです」

 音は変わっても、作詞作曲のクレジットを「LUNA SEA」とするスタイルは今作も変わっていない。印税収入などを公平にするため、誰が曲を作ってもバンドの全体の権利としている。

 「全てを5等分にしている。リーダーも立てていない。みんなで話し合って作っていくという意識を強く持っている。まさにONE TEAMですね」

 ラグビー日本代表に負けない結束力の固さが武器だ。1989年5月に結成し「ビジュアル系ロック」シーンをけん引。強風で舞台セットが全壊しても決行した99年の10万人野外ライブは伝説となっている。

 「個性が強い5人が尊重し合っている。この30年で“終幕”も経験したけど、この5人のグルーブに血が騒ぐんだということを再確認した」

 00年に「終幕」と称して解散し、10年に再結成。「日本一のライブバンド」とも評され、若いビジュアル系ファンまで取り込んで客層を10代まで広げている。

 来年2月から5月まで30周年ツアーが控える。「昨日よりも今日。今日よりも明日と、自分も驚けるようなツアーにしていきたい」。2度の手術を乗り越えた天才ボーカルが、新境地のステージングを繰り広げる。

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