氷川きよし ドキッ“限界突破宣言”「きよし君にはさよなら」これからは「きーちゃん」

[ 2019年12月29日 05:30 ]

壇上でポーズを決める氷川きよし
Photo By スポニチ

 大みそかの「第70回NHK紅白歌合戦」(後7・15)のリハーサルが28日、東京・渋谷のNHKホールで始まった。20回目の出場となる氷川きよし(42)は「紅組のような白組のような、皆さんが期待してらっしゃるような姿を見せる」と宣言した。

 氷川は指に黒や灰色のマニキュアを塗って登場し、今年のステージについて「きよし君にはさよなら。きーちゃんとして、私らしくという感じです」と語った。“きよし君”とは、これまで築いてきた演歌の貴公子の姿。違う顔の自身を“きーちゃん”と表現した。

 今年の衣装について聞かれ「紅組のような白組のような。紅でもあり白でもあり、皆さんが期待していらっしゃるような」と語った。

 20周年の今年は既存のイメージにとらわれない幅広い活動が目立った。11月にはインスタグラムを開設。メークをばっちりと決めた中性的な写真などが大きな話題を呼んだ。

 「どうしても人間ってカテゴライズしがちで、その中でやっているのは苦しい。自分が持っているものをもっと生かしていけたらいいなと思っています」と改めて説明。「もっと自分を表現したい。趣味がほとんどないですけど美容は小さい頃から好き。ダメだという傾向もあるけれど、自分の個性、命を大事にして人を励ませるアーティストでありたい」と思いを熱弁した。

 20回目の出場にして初めて演歌ではなくテレビアニメ「ドラゴンボール超」主題歌の「限界突破×サバイバー」を歌うのも「“演歌の氷川きよし”というイメージ付けをぶち壊したい」気持ちの表れ。ドラゴンボールの世界観に沿って「信じれば手の中に渦巻くカメハメの波」と歌った曲。「誰も切り開いていない所を一人で歩いていると摩擦もあるけれど、怖がっていたら次のステージに進めない」と話した。

 「ドラゴンボール」で孫悟空の声優を務める野沢雅子(83)とのコラボについては「凄いステージになる。リハで手が震えちゃって」と自信。「ずっと見ていましたし、子供の時から憧れだった。豪華でワクワクしています」と目を輝かせた。

 最後はファンに向けて「より自分らしく、ありのままで輝きますので、それを見て皆さんも輝いてください。私は負けません」と力強く宣言して締めくくった。 

続きを表示

この記事のフォト

2019年12月29日のニュース