開幕から2週間の盗塁成功率は史上最高の81・3% エンゼルスなどはもっと走るべきと記者が主張

[ 2023年4月15日 12:56 ]

盗塁するエンゼルスのフィリップス(AP)
Photo By AP

 スポーツ専門局「ESPN」電子版のブラッドフォード・ドーリトル記者が、チームはもっと盗塁を狙うべきだと報じている。

 けん制球の回数制限と大きなベースの設置で、開幕後最初の2週間で、1試合当たりの盗塁成功数0・69個と、99年以来最多になっている。しかしながら、オリオールズ、ダイヤモンドバックス、ガーディアンズのようによく走るチームがある一方で、走らないチームも少なからずある。ロッキーズとツインズが3個、レンジャーズとレッドソックスが5個、エンゼルスとドジャースが6個だ。エンゼルスは13試合で5度の成功、1度の失敗だ。

 盗塁の成功率は75%を少し超えるくらいなら戦術として有効とされるが、今季のメジャーは史上最高の81・3%の成功率。ここまでオリオールズ、ダイヤモンドバックス、ガーディアイアンズ以外にも、ホワイトソックス、アスレチックス、メッツ、フィリーズ、ロイヤルズ、レッドソックスの9チームが90%以上の成功率だ。ちなみにこれまでシーズンを通して成功率が90%を越えたチームはない。これから暖かくなればもっと走りやすくなる。もちろんどれだけ走れる選手がいるかにもよるが、球団はもっと盗塁を狙うべきと記者は主張している。

続きを表示

2023年4月15日のニュース