【広島・秋山と一問一答】サヨナラ弾に「捕らないでくれと(笑)」ナインからの祝福「戸根が僕のことを…」

[ 2023年4月15日 18:37 ]

セ・リーグ   広島5-4ヤクルト ( 2023年4月15日    マツダ )

9回2死一塁、サヨナラ本塁打を放った秋山(中央)はナインに祝福される (撮影・奥 調) 
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 広島の秋山翔吾外野手(34)が、15日のヤクルト戦で、自身2度目となるサヨナラ本塁打を放ち、大逆転勝ちを演出した。

 3-4と1点差を追う9回。2死一塁で、田口が投じた初球スライダーを振り抜くと、打球は左翼席へ吸い込まれる逆転サヨナラ2ラン弾となった。ダイヤモンドを一周した秋山は、ホームベース付近で戸根から持ち上げられるなどナインからもみくちゃに。秋山のNPBでのサヨナラ本塁打は、12年9月5日のソフトバンク戦以来、実に3874日ぶりだった。

 以下、ヒーローインタビューを受けた秋山と一問一答。

 ―土壇場で大きな仕事でした。
 「前のイニングから投手がしっかり抑えてくれて、最後は2死から堂林がしっかり四球を取ってくれたので、良い形になってよかったです」

 ―諦めない球場のムードも伝わっていたと思いますが、2死から堂林が四球。どんな気持ちで打席に。
 「1人で決めるとは思っていなかったですが、とにかく思い切って、アウトになっても仕方ないと思って、それを表現できたかなと思います」

 ―打球がスタンドインした瞬間は。
 「レフトも下がっていたので、もう、捕らないでくれと(笑)。でも、入って、皆さんの歓声が聞こえてホームランだと分かりました」

 ―スタンドの盛り上がりも相当でした。ナインの祝福も。
 「あの、戸根が僕のことを持ち上げ続けるんで、ちょっと地に足が付いていなかったですけど(笑)。あれぐらい、前のイニングをしっかり抑えてくれたので、よかったなと思います」

 ―昨日から接戦でも粘り強く戦えている。
 「まずは昨日の悪天候の中、ここで試合をやれる環境をつくってくれたグラウンドキーパーの方々のおかげで、きょう皆さんが見に来れているので、よかったと思います」

 ―最後にファンにメッセージを。
 「本当に苦しい試合もいっぱいありますけど、こっちに来てから、あの、たくさん(笑)。ちょっと待ってください!」

 ―後ろからコンコンとノックされましたが。
 「なんか分からないですけど、皆さんのざわつきが、テレビで見たことあるやつだな(笑)」

 ―秋山さん、お言葉ですが、広島では普通の光景です。
 「そうですか。とにかくホームで勝てているので、皆さん喜んでいただいていると思うので、それを続けられるように。34歳をこれで締めくくったので(大歓声)、明日からまた新しい35歳という年を良い1年間にしたいと思います。応援よろしくお願いします」

 きょうのヒーローは秋山翔吾選手でした、のアナウンスに後に、西川&坂倉から“歓喜のシャワー”を浴びた。

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