ロキテクノ富山・横田がJABA長野大会の13日初戦で決勝満塁弾 決勝T進出へ「次も自分たちの野球を」

[ 2023年4月15日 17:04 ]

ロキテクノ富山の横田主将
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 第64回JABA長野大会に出場しているロキテクノ富山が2連勝と好発進した。13日の初戦では強豪・三菱重工EASTを相手に逆転勝ち。試合を決めたのは今季から主将を務める、3年目の横田勝大だった。

 「とにかく、くらいついていこうと。チームとしても、自分としても大事な1打席になりました」

 タイブレークに突入した、4―4の延長10回1死満塁。カウント2―2から低めのスライダーを、ヘッドを走らせながらうまく拾い上げた。角度のついた白球は、そのまま左翼席へ飛び込む決勝のグランドスラム。「ストレートは見せ球で、スライダー中心というイメージがあった」。7回の好機で凡退した借りを十二分に返して見せた。

 昨年は初の都市対抗出場を果たしたが初戦敗退。秋の日本選手権北信越予選は準決勝で姿を消した。投打ともさらなるレベルアップを目指した今オフ。夕方までの通常業務を終えてから、700球ほど打ち込んだ。加えて、連日の体幹強化。下半身からの力をロスなく伝えられるようになったからこそ、値千金の一発を放つことができた。

 あす16日に予定されるパナソニック戦に勝利すれば、チームとしてJABA大会では初の決勝トーナメント進出が決まる。

 「野手なら1点をどう取るか、投手なら1点をどう防ぐかということを常に考えながらやってきました。準備を大切にしながら、積極的にプレーする。目先の勝ち負けにとらわれず、いま自分たちが取り組んでいる野球を体現したい」

 元阪神の藤田太陽監督が就任して今季で3年目。浸透しつつある緻密な野球を貫く。

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