カブス・鈴木誠也　喜びと覚悟のメジャー復帰「これでケガしたらサヨナラ。そのくらいでやってきた」

ナ・リーグ   カブスードジャース （ 2023年4月14日    ロサンゼルス ）

カブス・鈴木誠也（AP）
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　左脇腹を痛めて負傷者リスト入りしていたカブスの鈴木誠也外野手（28）は14日（日本時間15日）、メジャー出場登録され、敵地でのドジャース戦に「4番・右翼」で出場することが発表された。

　試合前に取材に応じた鈴木は、引き締まった表情でかみしめるように言葉を紡いだ。

　「WBCの辞退とかすごく悔しい思いありましたけど、しっかりやれることをやって、いつかこういう日が来ると信じて頑張ってきたので、これからしっかり頑張りたい」。

　鈴木は春季キャンプ中の2月25日に左脇腹を痛め、ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）出場を辞退。リハビリを続け4月8日から傘下3Aアイオワで調整出場し、4試合で13打数4安打1本塁打2打点、打率・308の数字を残し、メジャーに復帰した。焦る気持ちを押さえて進めてきたリハビリ。「とにかく焦らず、本当に再発だけはしないようにという思いでやってきた。すごく順調に段階を踏んでやれる事をやってきた。これでケガしたらサヨナラ。そのくらいでやってきた」と力を込めた。

　勝負のメジャー2年目。周囲の期待値の違いも実感する。「もちろんチームの方も1年目と違う期待を持たれているし、僕もそういう思いで今年は入ってきている。ホントに“やってやる”という、とにかくそれだけ」と鋭い視線で前を見据えた。