広島・秋山 3874日ぶりサヨナラ弾で大逆転勝ち!お立ち台で恒例シャワー「34歳を締めくくった」

[ 2023年4月15日 18:09 ]

セ・リーグ   広島5-4ヤクルト ( 2023年4月15日    マツダ )

ヒーローインタビューを終えた秋山は西川(左)と坂倉(右)からウォーターシャワーを浴びる (撮影・奥 調)
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 広島の秋山翔吾外野手(34)が、15日のヤクルト戦で、自身2度目となるサヨナラ本塁打を放ち、大逆転勝ちを演出した。

 3-4と1点差を追う9回だった。2死まで迫られながら、堂林が四球を得て迎えた打席。田口が投じた初球スライダーを振り抜くと、打球は左翼席へ吸い込まれる逆転サヨナラ2ラン弾となった。ダイヤモンドを一周した秋山は、ホームベース付近では戸根から持ち上げられるなどナインからもみくちゃにされた。

 秋山のNPBでのサヨナラ本塁打は、12年9月5日のソフトバンク戦以来、実に3874日ぶり。試合後にはお立ち台にも呼ばれ、ファンやグラウンド整備をした関係者にも感謝した。そして最後、ファンへのメッセージを問われると、秋山は「本当に苦しい試合もいっぱいありますけど、こっちに来てから、たくさん」とまで言ってから、「ちょっと待ってください」と自らインタビューを止めた。

 インタビュアーが「後ろからコンコンとノックされましたが」とふると、“何か”を察した秋山は「なんか分からないですけど、皆さんのざわつきが、テレビで見たことあるやつだな」と言って、覚悟したような満面の笑みを浮かべた。

 さらにインタビュアーに「秋山さん、お言葉ですが、広島では普通の光景です」と諭されると、秋山は「そうですか。とにかくホームで勝てているので、皆さん喜んでいただいていると思うので、それを続けられるように。34歳をこれで締めくくったので、明日からまた新しい35歳という年を良い1年間にしたいと思います。応援よろしくお願いします」と話し、後ろでスタンバイしていた西川&坂倉の“歓喜の水かけシャワー隊”から祝福され、秋山は水浸しに。それでも35歳の誕生日を16日に控え、最高の“前夜祭”となり笑顔を浮かべていた。

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