巨人・中山が故郷に錦 “仲良し同級生”高橋宏撃ちに「意識はしないようにと思ったんですけど」

[ 2023年4月15日 17:56 ]

セ・リーグ   巨人6―2中日 ( 2023年4月15日    バンテリンD )

<中・巨5>笑顔でガッツポーズする中山(撮影・尾崎 有希)
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 愛知県出身の巨人・中山礼都内野手(21)が地元で開催された中日戦(バンテリンD)で先制&決勝の一打を含む2安打1打点と活躍。故郷に錦を飾った。

 「8番・二塁」で先発出場。0―0で迎えた2回だった。巨人打線は先頭の中田翔が中前打で出塁し、梶谷死球、大城卓四球で無死満塁。ここで打席に入った中山は初球の155キロを鋭く左翼方向へファウルした後の2球目、外角への156キロ直球を捉えて中前に運んだ。チームにとって4試合ぶりとなる先制点が決勝点。前夜の敗戦で5年ぶり最下位に転落したチームを一夜で最下位から脱出させる一打となった。

 試合後、故郷でヒーローインタビューに臨んだ中山はさすがに満面笑みで「本当に…うれしいです」と感無量の様子。今季初打点でもあった先制打の場面について聞かれると「先輩からつないでくださったチャンスだったので、初球から積極的にいけたので、ああいった結果が出たと思ったので…はい。凄くうれしいです。ありがとうございます」と初々しい表情で喜びを口にした。

 先制打を放った相手は中京大中京(愛知)時代の同級生で、特に仲が良かったという高橋宏斗投手(20)。「意識はしないようにと思ったんですけど、多少…する…ところはあったので。あの…打てて良かったと思います、はい」とはにかんだ中山。9回には貴重な追加点につながる右前打を先頭打者として5番手右腕・山本から放ったが「あの場面でヒットを打てたことは凄いうれしいですし、それが点にもつながったので、はい。凄く良かったと思います」とし、地元での試合とあって「いろいろな人が見に来てくれているので結果残せて良かったです」と最後まで笑顔、笑顔だった。

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