広島・野間「野球でやってしまったことは野球でしか返せない」開幕カードの雪辱V撃

セ・リーグ   広島1―0ヤクルト （ 2023年4月14日    マツダ ）

＜広・ヤ＞6回、野間は右前に適時打を放つ　（撮影・奥　調）
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　広島・野間が値千金の決勝打を放った。0―0で迎えた6回1死二、三塁からの第3打席。5回1死まで完全投球を続けていた小川の直球を捉えた一打は一、二塁間を破る右前適時打だ。均衡を破る殊勲打で勝利をたぐり寄せた。

　「最低限1点を取れるようにと思って打席に入った。最高の結果になった。良かった」

　名誉挽回の一打でもあった。4月2日のヤクルト戦（神宮）では、同点の8回に村上が放った右翼フェンス直撃の一打の打球処理で痛恨のミスを犯した。足を滑らせ、内野への返球も悪送球。結果的には本塁生還（二塁打と失策）を許して決勝点を献上した。「野球でやってしまったことは野球でしか返せない」。悔しさを糧にし、開幕カードでは3戦全敗を喫した相手にこの夜はバットでやり返した。