ロッテが逆転で76日ぶり5割復帰 朗希はマメつぶれ緊急降板も 佐藤都が特大決勝弾

[ 2022年7月1日 21:34 ]

パ・リーグ   ロッテ6ー4楽天 ( 2022年7月1日    ZOZOマリン )

<ロ・楽> 8回、宋家豪から勝ち越しソロを放つ佐藤都 (撮影・光山 貴大)
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 ロッテ・佐々木朗希投手(20)が1日の楽天戦(ZOZOマリン)に先発。史上初の初回4者連続三振を奪うなど、4回まで2安打無失点10奪三振の好投を見せたが、右手指から出血するアクシデントで降板。楽天・田中将大投手(33)との今季初の投げ合いは、“痛み分け”に終わった。チームは終盤の逆転劇で3連勝。4月16日以来、76日ぶりの勝率5割に復帰した。

 衝撃の奪三振ショーだった。初回、佐々木朗は先頭の西川をフォークで三振に斬ると松川がボールを見失い振り逃げセーフに。すると続く小深田、浅村、島内からも三振を奪い、史上初の初回4者連続三振とした。さらに2回2死から6者連続三振を奪い10Kに到達。しかしここでアクシデントが起きる。右手指のマメがつぶれて出血。ユニホームに血がつき、気にする様子を見せると、四球、右前打で2死一、三塁とされる。迎えた辰己を右飛に打ち取り何とかしのいだが、佐々木朗はこの回までで降板した。

 ロッテ打線は初回、先頭の荻野が左翼フェンス直撃の二塁打で出塁すると、その後1死三塁で中村奨が中前に適時打を放ち、楽天先発・田中将から1点を先制。4回には2死二塁で佐藤都が左中間に適時打を放ち2-0とした。

 しかし緊急降板した佐々木朗の後を受けた小沼が5回2死一、二塁から島内に3ランを右翼席に叩きこまれ逆転を許すと、7回には1死走者なしで4番手・東條が再び島内に2打席連続となるソロ本塁打を浴びて2-4とリードを広げられた。

 だがロッテもただでは終わらない。7回1死二、三塁で高部が楽天3番手・安楽から右翼線への適時2点二塁打を放ち同点に追いつき、6回途中2失点で降板していた田中将の勝ちを消した。8回には先頭の佐藤都が楽天5番手・宋から右翼スタンド上段に飛び込む3号ソロで勝ち越し。さらに2死三塁で荻野が粘ってからの12球目を右前にはじき返す適時打で追加点を挙げた。最後は益田が締め、チームは3連勝で5割に復帰した。

 

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