阪神・大山 「6月男」悔しい幕切れ…球団日本人最多月間11本塁打に届かず通算100号もお預け

[ 2022年7月1日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神5―6DeNA ( 2022年6月30日    横浜 )

<D・神>初回、大山は見逃し三振に倒れる(投手・東)(撮影・大森 寛明)
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 リクエストを経てのサヨナラ負け確定に、阪神・大山はきつく唇をかみしめた。悔しい幕切れだ。5番としても5打数無安打。責任も感じていた。田淵幸一、真弓明信に並ぶ球団日本人選手最多の月間11本塁打にも、届くことはできなかった。

 それでも6月の進撃は大山のバットとともにあった事実は消えない。23試合で85打数27安打、月間打率は・318。10本塁打で29打点。驚異の打撃を見せつけてきた。チームも大山に連動するように、14勝8敗1分け。1カ月で借金も13から借金7に減らすことができたのも大山の勝負強さがあったからこそ。

 通算100号に王手をかけた本塁打は8試合出ておらず39打席足踏み状態。それでも「シーズンもまだ半分くらいある。もっと上を目指す中で自分の悪いところも見つかる。自分にできることをやっていくだけ」という信念は変わらない。投手陣にも疲れが見えている。現状に満足せずに、さらに上を目指して打つ。切り替えて7月も自分の打撃を継続することを、大山は心に誓った。(鈴木 光)

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2022年7月1日のニュース