ロッテ・朗希 右手指から出血で降板 5回未満での降板はプロ入り後初 4回2安打無失点10奪三振も

[ 2022年7月1日 19:19 ]

パ・リーグ   ロッテー楽天 ( 2022年7月1日    ZOZOマリン )

<ロ・楽>4回、無失点に抑えるも、親指に血がにじむ佐々木朗(撮影・光山 貴大)
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 ロッテ・佐々木朗希投手(20)が1日の楽天戦(ZOZOマリン)に先発。4回まで2安打無失点10奪三振と好投を見せたが、右手指から出血するアクシデントで降板した。佐々木朗が5回未満で降板はプロ入り後初めて。

 立ち上がりから“宝刀”の切れ味が光った。初回、先頭の西川をフォークで三振に斬ると松川がボールを見失い振り逃げでセーフに。すると続く小深田、浅村、島内からもフォークで三振を奪い、史上初の初回4者連続三振を奪った。

 2回、先頭の銀次に初球を中前に運ばれ出塁を許すと、その後四球で無死一、二塁とされるが、後続を一ゴロ、一ゴロ、三振に仕留めピンチを脱する。3回は120キロ台のカーブを交えながら、西川、小深田、浅村を3者連続三振に斬った。4回にも島内、銀次を三振に斬りこれで2回途中から6者連続三振で10Kとした。

 しかしここでアクシデントが起きる。右手の指から出血したのかユニホームには血がつき、気にする様子を見せると、続く鈴木大に四球、茂木に右前打を許し2死一、三塁とするが、辰己を右飛に打ち取り、何とかこの回をしのいだが、この回までで降板となった。

 少年時代に憧れた田中将とは、昨年9月10日以来2度目の投げ合い。前回はともに8回2失点で勝ち負けつかずだったが、ここから自信をつけ、投手としてのレベルも一段階上がった。試合前には「しっかり0点に抑えて、長いイニングを投げられるように頑張りたいです」と気合を入れていた。

 佐々木朗の前回登板は6月22日の西武戦(ZOZOマリン)。7回3安打無失点9奪三振と好投し、5月20日のソフトバンク戦以来4試合ぶりとなる6勝目を挙げていた。また、楽天戦は通算4試合で1勝0敗。勝てば21年8月28日以来となる。

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