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エンゼルス・大谷 7勝目も…6回投げ切れず怒りのフルスイングで腰に異変!?

[ 2022年7月1日 02:30 ]

ア・リーグ   エンゼルス4―1ホワイトソックス ( 2022年6月29日    アナハイム )

<エンゼルス・ホワイトソックス>8回、打席で腰を気にするそぶりを見せる大谷(撮影・篠原岳夫)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(27)が29日(日本時間30日)、ホワイトソックス戦に「3番・投手兼DH」で出場。打撃は3打数無安打も投球では最速101マイル(約162・5キロ)を記録するなど5回2/3を5安打無失点、11奪三振で自身4連勝となる7勝目を挙げた。連続イニング無失点もメジャー自己最長の21回2/3となったが、6回を投げ切れなかった悔しさを晴らそうとした6回打席での強振後に腰を気にするなど今後に不安を残した。

 おそらく大谷の野球人生の中でも一、二を争うフルスイングだろう。2―0の6回無死。4球目のスライダーがど真ん中に入ってきた。豪快にバットを振ったが打ち損じてファウル。直後に「うあっ!!」と叫び声を上げた。打席を外し、険しい表情を浮かべる。右手で腰を何度も叩いた。

 故障のリスクを高める完全なオーバースイング。伏線は直前の降板劇にあった。序盤から球数を要しながら無失点投球を続けていた大谷は6回もマウンドへ。走者を1人許すも5番シーツを空振り三振に斬って2死までこぎつけた。球数は今季最多タイの108だったが前回登板でも志願で8回のマウンドに上がった右腕にとって“6回途中降板”のつもりは毛頭ない。交代を告げに来た監督代行の代行であるレイ・モンゴメリ・ベンチコーチを認めると明らかに不満の表情を浮かべた。ベンチで出迎えたナインのハイタッチも珍しく“スルー”。無表情のままベンチ裏へ消えた。

 6回を投げきれなかった自身への怒り、さらに打者として貢献したいという強い責任感が込められた強振。結局、その打席は空振り三振に倒れた。8回も腰を気にしながら空振り三振。試合後は降板のタイミングについて「球数がかなりかさんでいたが、投げきるかどうかはかなり違う。もう1人投げられれば一番よかった」と振り返った。腰については大谷も指揮官も「大丈夫」と口をそろえたが、水原一平通訳は英訳する際に「今は」と付け加えた。腰は投打で重要な部分でもあり、今後への不安は残る。

 腰の痛みは初めてではない。これまで手術歴こそないが、5月26日のブルージェイズ戦の初回の投球中に腰が張るアクシデントに見舞われ、翌27日の同戦はスタメンから外れ、代打出場にとどまった。これから夏本番で順位争いも激しくなり、現在は2年連続の球宴出場にも期待が高まっている大事な時期。周囲の心配は尽きない。

 打撃は3打数無安打も投手では5回2/3を無失点で7勝目。チームは借金4の地区3位でワイルドカードシリーズ進出圏内まで5ゲーム差と負けられない戦いは続く。「明日は休みなので、切り替えて頑張りたい」と大谷。さまざまな感情が込められたフルスイングに、高い代償を払わないことを願うばかりだ。(笹田 幸嗣通信員)

 ≪大谷の希望でサーフィンユニ≫大谷の希望でチームは南カリフォルニアのサーフィン文化をイメージしたユニホーム「シティー・コネクト・ジャージー」を2日連続で着用した。大リーグでは先発投手がユニホームカラーを選択できるのが一般的。同ユニホーム着用時の「打者・大谷」は過去2試合で2本塁打を放つなど7打数6安打、5打点で前日は1打席目に間違えて通常の赤いヘルメットをかぶったが同企画のヘルメットに戻した2打席目に17号ソロを放っていた。この日は無安打も、“ユニホーム効果”は継続したのか「投手・大谷」で勝利を呼んだ。

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