兄の慎吾に負けん！川端友紀、いぶし銀のV犠飛「何とかしようという気持ち」12日は兄と“共演”

ホークスカップ　クイーンズトーナメント2022　準決勝   九州ハニーズ5－4秀岳館高 （ 2022年6月11日    タマスタ筑後 ）

＜九州ハニーズ・秀岳館＞いぶし銀の活躍だった川端
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　開幕し1回戦と準決勝が行われた。今年1月に創部したクラブチームの九州ハニーズは初戦で神村学園高を下し、準決勝では秀岳館高に5―4で勝利し決勝に駒を進めた。「3番遊撃」で先発した川端友紀内野手（33）が決勝犠飛など無安打ながら2打点の活躍だった。折尾愛真高は準決勝で沖縄ティーダバルを10―0で圧倒し決勝進出。決勝戦は12日、ペイペイドームで行われる。

　ヤクルトに在籍する兄の慎吾がペイペイドームで交流戦優勝を決めた。九州ハニーズの妹、友紀も負けていない。ソフトバンクのファーム本拠地、タマスタ筑後でいぶし銀の活躍を見せた。同点に追いつかれた直後の5回1死一、三塁で決勝の中犠飛を放ち「何とかしようという気持ちしかなかった。ヒットは出なかったけど、チームが勝つことが一番」とほっとした表情だった。

　午前中にあった1回戦は19年大会覇者の神村学園に6―1で勝利。午後4時30分開始の準決勝に備え、球場近くの温泉でリフレッシュした。「オンとオフを切り替えられたらと思った」と川端。初回は相手の野選で出塁し、盗塁を決めた。3回1死三塁では遊ゴロで打点を挙げた。5回に3点差を追いつかれたが、直後に勝ち越して振り切った。「粘り強く戦い抜けたのはよかった」と話した。

　12日の決勝戦はペイペイドーム。兄の試合が午後1時開始。妹の試合は午後6時30分開始予定だ。日本の女子野球界をけん引してきた友紀は「同じドームで活躍して、優勝できたら最高だと思います」と目を輝かせた。川端家にとって最高の週末にする。（杉浦　友樹）