まずいよ…広島 背後に阪神の足音、2ゲーム差の佐々岡監督「もう気持ちを切り替えるしかない」

[ 2022年6月12日 17:37 ]

交流戦   広島0ー11西武 ( 2022年6月12日    ベルーナD )

<西・広>ベンチで試合を見る広島・佐々岡監督(右端)=撮影・郡司 修
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 広島は12日の西武戦も0―11で惨敗し、既に3季連続最下位(20年は中止)が決まっていた交流戦を5勝13敗で終えた。

 勝率・278は球団史上最低だった昨季・200(3勝12敗3分け)に比べて、わずかに上でも、13敗は18試合制になった15年以降では、15年DeNAの14敗(3勝1分け)に次ぎ、16年オリックス(5勝)と並んで2番目の最多敗戦。貯金6を持って迎えた今季もやはり“鬼門”で大失速し、今季ワーストの借金2まで後退した。

 先発アンダーソンの大炎上があったとはいえ、打線も散発3安打で、交流戦だけで5度目、今季7度目の零敗と元気がない。佐々岡監督は「まあ、打線も打てなかったし、防御率も悪い、打率も悪い。投打とも」と話し、「こういう結果なので。たくさん、埼玉にファンもたくさん来てもらってこういう申し訳ない試合をした」とファンに謝罪するしかなかった。

 今年も鬼門となった交流戦について、同監督は「交流戦は今年は自信を持って入ったんだけど、なかなか投手陣も打撃もみんな自分らの野球ができなかった。まあ、ずっと良かっただけに、みんなも自信を持ってて入ったと思うんですけど」と予想外の結果に、多少困惑気味だった。

 リーグ戦再開となる17日からは、交流戦優勝のヤクルトが待ち構える。背後には、阪神が2ゲーム差に迫る現実。指揮官は「まあ、もうみんな気持ちを切り替えるしかないと思う。まだ借金2というところでね。また、気持ちを切り替えて頑張ります」と前を向いた。

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