阪神・平田2軍監督、鈴木の満塁被弾「打たれろって言ったんだよ、そしたら打たれたよ本当に!」

[ 2022年6月12日 17:02 ]

ウエスタン・リーグ   阪神2ー15ソフトバンク ( 2022年6月12日    甲子園 )

<ウエスタン神・ソ>3回無死満塁、鈴木が押し出し四球で追加点を与え平田2軍監督(左2人目)がマウンドに向かいナインに話す(撮影・後藤 正志)
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 阪神2軍はソフトバンクに15失点を喫して大敗を喫した。先発・小野が一つもアウトを奪えず、1安打5四死球で降板。2番手・牧も石塚に左翼への2点適時打を浴び、失策も絡むなど初回から打者一巡の攻撃で7点を失った。3回にも3番手・鈴木が高田に初球を右翼スタンドまで運ばれる満塁弾を浴び、5回には元阪神・中谷の左翼への2ランで5回までに14失点を喫した。

 以下は平田2軍監督との一問一答。

 ――苦しい展開になった
 「小野も中継ぎでというところで、こういう所で先発で1回チャンスやりたいというところがあったんでね。絶好のチャンスだと思ってこういう時に小野、鈴木というところをどっちかまた先発で試したいなというところだったんだけどね。もう力不足だよ、これはね。明らかに見ての通りなんで。これはまたやり直すしかないし。だからといって1軍じゃないんだから、チャンスなくなった訳じゃないんで。もう1回またいいものを出せるようにピッチングコーチが指導してくれると思うよ」

 ――鈴木が満塁を背負った際には自らマウンドへ。その後満塁弾を浴びた
 「鈴木の時?打たれろって言ったんだよ、そしたら打たれたよ本当に!本当に打たれんだもん、(マウンドでは)お前何してんの?って。『お前の責任でもなんでもないんだから、打たれてええやん、打たれて何点でも取られたらええよな』って板山や片山に(言って)な、竜平(小幡)もウンウンって。内野手もみんな思ってるよ、打たれろ打たれろって。そしたら満塁ホームラン打たれよって。それでええって言ったんや。四球四球じゃ自分のあれにならない、勉強に。まだまだ1年目や、鈴木なんて。満塁ホームランは俺もがっくりきたけど、打たれろといった手前怒るわけにはいかないから、それでええねんって言ったよ。ベンチで。それでいいやん。打たれろって俺が言って打たれたんやから。言うこと聞くんやなって。今度は抑えろって言う。これは俺の大反省。打たれてええやん。ボカーンや。俺の今日のゲームの1番の反省点や。抑えろー!っていうべきやった」

 ――前川くんは打席に立たずに交代。
 「またやっちゃった。激突や。しょーがないもんね、あれ。またちょっと明日の状況を見てだろうけど、うずくっちゅうかあれやったんで、もう大事をとって。大事をとってじゃないな。無理なんで。これは甲子園で守備的に1番勉強になるところで、こういう落とし穴っちゅうか。一生懸命やってのプレーなんで。こういうことが起きてそれでフェンスを怖がるような選手になってほしくないけど。ちょっとまたリタイアする可能性は高くなったな。変えなきゃいけないくらいだから」

 ――フェンス激突後ホームにいい送球もあったが
 「打席だったのでね、本人というよりかは、トレーナーの方からちょっとって言うから、それだったら打席立たせちゃダメだと。しょうがないから片山いかした。(箇所は以前と)同じところだと思うよ。せっかく(故障が)終わったところだったのになぁ、参った。一番これが痛いや」

 ――病院は
 「明日予約とれればアレするやろうけど、行くと思う」

 ――江越が2試合連続の本塁打
 「江越はもう、終わってからずっと努力しているし、バットの構えを、こう、ヘッドを入れているところからいろいろと自分でさ、何かつかもうとして、ヘッドを入れずに(打っている)。やっぱり、そういう工夫をしだしているよ。ああいう守備と肩があるんだから、足と。ちょっと打てればね、毎年、ファームではいっぱい打ちよるんだけどな。だいたい、1打席目に打ったら(そのあとの打席は)打たないんだけど、きのう(11日)も1打席目に(右翼への三塁打を)打って、次に(左翼)ホームランやろ。きょうもあのセンターライナー(五回の第3打席)も惜しいし、強引にいかなくなっている。そこはね、江越もやっぱりいろいろと試行錯誤しながら(やっている)。ツボにきたらボコンと(一発が)あるからね。そういう魅力も含めてね。大振りしない。何とか、三振もアウトも一緒じゃあね。三振しないに越したことはないので、そういうところでいまは取り組んでいるわね」

 ――島本が復帰後初の複数回。2回を無失点
 「小林も含めて、来週にテストをして(内容が)よければ故障者リストから外れる。俺が故障者リストに入りたいわ。『打たれろ』なんて言って打たれて…。せやろ。俺が故障者リスト入りだ」

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