上武大・島村 公式戦初アーチがV弾 9年ぶり2度目の決勝進出呼んだ

[ 2022年6月12日 05:30 ]

第71回全日本大学野球選手権第5日・準決勝   上武大5-0佛教大 ( 2022年6月11日    神宮 )

<上武大・佛教大>7回、先制ソロを放ち、ガッツポーズする上武大・島村(撮影・木村 揚輔)
Photo By スポニチ

 準決勝2試合が行われ、上武大は5―0で佛教大を下した。島村大樹内野手(3年)が決勝ソロを含む2安打4打点で優勝した13年以来となる決勝進出に貢献。亜大は東日本国際大に3―1で勝利した。

 鬱憤(うっぷん)を晴らす値千金の一発だ。上武大の7番・島村が0―0の7回1死で決勝右越えソロ。今大会初安打が公式戦初アーチとなり「安打が出ない中でも使っていただいた。入った瞬間はホッとした」と汗を拭った。

 大宮東ではエースを務めた一方で、高3夏の埼玉大会4回戦で1試合2本の満塁弾を放った強打者。投手兼任で入学したが「大学での両立は難しい」と2年から打者に専念した。準々決勝までの2試合で6打数無安打だったが、8回2死満塁でも左中間に走者一掃の3点三塁打。2安打4打点をマークした1メートル81、84キロの左打者は「メンバー外の選手もサポートしてくれて結果が出た」と感謝した。

 9年ぶり2度目の決勝進出。優勝した13年以来、5度出場して4強が4度だっただけに、谷口英規監督は「目標は達成できた」と目を細めたが、最大の目標は2度目の日本一。13年の決勝では破っている亜大との再戦に向けて、島村は「チーム全員で1勝をもぎとりたい」と力を込めた。(田中 健人)

続きを表示

2022年6月12日のニュース