オリ・由伸 8回2死から今季初完封も初完投も7勝目も消えた 中嶋監督「ミスがすべて点に絡んだ」

[ 2022年6月12日 05:00 ]

交流戦   オリックス2-3阪神 ( 2022年6月11日    京セラD )

<オ・神>8回2死三塁、捕逸の間に生還する佐藤輝(下)と山本 (撮影・平嶋 理子)
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 オリックスは山本で勝てなかったショックが大きい。8回2死無走者から2点差を追いつかれ、リーグ単独トップに立つ7勝目を逃した。「全体的には悪くはなかったですが、粘りきれず悔しいです」。近本の当たり損ねのゴロが内野安打。佐藤輝の右前への安打は佐野皓がノーバウンド捕球を試みて後逸し、記録上は適時三塁打になった。さらに伏見の捕逸で同点。今季初完封も初完投も消えた。

 今季6度目の延長戦も信じられない決着。11回1死一塁から二盗阻止を狙った伏見の送球が走者・熊谷にヘルメットに当たって外野を転々とする間に決勝生還を許した。中嶋監督の声も弾まない。「ミスがすべて点に絡んだ。あそこ(佐野皓)もワンヒットで止めておくべきなのか、バント失敗、カバリングの遅さとか、これから検証します」。4連敗で借金3に後退した。

 《京セラDは満員御礼 オリ主催で3万人超えは19年以来》関西ダービー第2ラウンドは大盛り上がりだった。土曜日のナイターとあって満員の観衆3万3323人を集めた。完全試合をやられた佐々木朗との再戦だった4月24日のロッテ戦での2万8967人を上回り、本拠地での今季最多を更新。オリックス主催の京セラドームで3万人を超えたのは、19年9月23日のソフトバンク戦の3万0282人以来だった。

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2022年6月12日のニュース