【阪神・矢野監督一問一答】セ単独4位浮上、躍進の交流戦を総括「たまたまじゃない勝ち」

[ 2022年6月12日 19:23 ]

交流戦   阪神9ー1オリックス ( 2022年6月12日    京セラD )

<オ・神>交流戦を勝利で締めくくりファンに手を振る矢野監督(撮影・大森 寛明)
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 阪神は投打がかみ合って、交流戦最後のカードを3連勝で締めくくった。セ・リーグの単独4位に浮上。矢野監督の試合後の報道陣とのやりとりは以下の通り。

 ――交流戦をいい形で締めた。
 「そうやね。昨日も全員でいけたし、どっちかというと普段先発しないメンバーでいって、いろんな形で全員が絡む試合にできたので。いつも俺たちの野球って言うけど、全員で、一丸で戦った。その上でしっかり勝てたっていうのは、流れ、勢い的にも中身的にも大きいかなと」

 ――佐藤輝が前日から打撃を持ち直した。
 「まだそこまではいっていないと思うけどね。打てるボールをしっかり打っているっていうところでは、あれなんだけど。結果が出ているから、みんなそう思うんだろうけど。もっとレベルの高い投手でも。まだまだ(状態は)上がるかなと思うけど」

 ――佐藤輝の前後で近本、大山がいい形。
 「そうやね。悠輔(大山)も交流戦で目立っているけど、今日みたいな右方向のタイムリーとか、そういうので、いいところでいい打点っていうのをしっかり挙げてくれているんで。チーム全体として、どう点を取っていくかっていうような流れが、この交流戦でつくれたと思うんで。今日は健斗(糸原)が出ていないけど、健斗や、嘉男(糸井)らが絡んでくる形になれば、もっといい打線になれると思う」

 ――近本も状態が上がってきた。
 「まあそうやね。うーん、どの打順でも、還す意識はもちろん走者がいればあると思うけど、チカ(近本)はチカのバッティングスタイルを貫いていければ、チームの形、流れになると思うんで。3番でちょっと落ち着いてくれれば、チームとしても落ち着くんで。結果が出ていないとなったらなかなか落ち着くことができないんで。近本らしく固めたヒットを打つ試合が多くなってきたんで、そこらへんはいい状態になっている証かなと」

 ――ガンケルが好投。
 「いやあ申し分ないよね。ゴロもかなり多く打たせて、それで無四球だったんかな。そういう意味ではガンケルらしく球数も少なく。もちろん今日はみんなでいっていい試合ではあるんだけど、ちょっと間隔が空いた中でもしっかり投げてくれたっていうのは後半にもつながるし。前半戦はちょっとコンディションがなかなか整わないこともあったんだけど。そういう意味でも後半につながっていくかなと思います」

 ――交流戦で6つの勝ち越し。巻き返しへの手応えは。
 「たまたまじゃない勝ちっていうかね、ピッチャーはずっと頑張ってくれていたし。まあ開幕当初は中継ぎや後ろの方も落ち着いてなかったけど。中継ぎにも帰ってくるメンバーもいるし、そういうところでは点をどう取るかっていうところが課題の部分であったけど、交流戦ではそういう形ができたんで。まあ、もちろんこのままいくとは思わないし、でももっと良くなることも十分、自分たちでできるんでね。改めてずっと言ってきてる俺たちの野球の超積極的とか、挑戦するとか、昨日の敬宥(熊谷)もそうやし、全員で戦うとか、そういうのをしっかりやるというのが、やっぱりそういうところにつながるのかなと、俺も再確認できた」

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2022年6月12日のニュース