岸川勝也氏 今のヤクルト・村上抑えるのは至難の業 ソフトバンクは無走者での勝負が鉄則

[ 2022年6月12日 05:00 ]

交流戦   ソフトバンク4ー7ヤクルト ( 2022年6月11日    ペイペイD )

<ソ・ヤ>5回、村上に2ランを浴びる大関(撮影・岡田 丈靖)          
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 【岸川勝也 視点】ヤクルト・村上のスイングを最後まで狂わすことができなかった。6回2死満塁、嘉弥真が1ボールから投じたスライダーに対し、村上は崩されかけながら右翼にファウルした。甲斐とのバッテリーはそこに勝機を見いだしスライダーを続けたが、村上の修正力の方が一枚上だった。

 村上は5回にも大関から一発を放った。大関、嘉弥真ともに変則タイプの左腕だが、打撃が崩れず、ボールの見極めも完璧だ。今の村上を抑えるのは至難の業。1~3番をいかに抑えて、走者なしで対戦する状況をつくれるかが鍵になる。

 一方、ソフトバンクの主砲・柳田は本来の姿から遠い。右足を上げるフォームにしているが、柔らかくステップできていない。ボールとの距離感が取れずに対応力がない。右足を上げず、すり足気味にするなど改善を図る時にきている。(スポニチ本紙評論家)

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2022年6月12日のニュース