ヤクルト高橋 レギュラーシーズン初完封!無四球で自己最多5勝目 チームは史上最高勝率&40勝一番乗り

[ 2022年6月12日 16:12 ]

交流戦   ヤクルト3―0ソフトバンク ( 2022年6月12日    ペイペイD )

<ソ・ヤ3>完封勝利しナインとタッチを交わす高橋(左から2人目)(撮影・岡田 丈靖)           
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 ヤクルトが12日、ソフトバンクを3-0で下して交流戦全日程を終えた。高橋奎二投手(25)が6安打10奪三振でレギュラーシーズンでは初完封。118球、無四球の快投で自己シーズン最多の5勝目をマークした。チームは全カード勝ち越しの完全優勝を決めて一夜明け、前カードのオリックス戦から5連勝締め。交流戦史上最高勝率をマークした。97年以来、球団では3度目となる両リーグ通じて40勝一番乗りを果たした。

 プロ入り後は、昨年11月21日に行われたオリックスとの日本シリーズ第2戦(京セラD)で初完封を果たしているが、レギュラーシーズンでは初。

 前夜に優勝が決まってからの先発に「明日も試合ということだったんで気を緩めることなく、集中して昨日は過ごしました」と臨んだ最終戦。

 ソフトバンク・和田との投げ合いはお互い譲らない緊迫の展開。4回まで毎回走者を背負いながらも要所を締めて得点を許さず「序盤は変化球が入らなくて不安定だったけど、中盤から後半にかけて入り出したのでそれが完封につながったのかなと思います」と振り返った。完封は「いつも最後までという気を持ってやっていた。相手打線が早く打ち始めていたのでなんとか初球から勝負球と思って投げていた」とした。

 0-0で迎えた8回に9番・長岡が均衡を破る右中間適時二塁打で1点を先制した。さらに続く1番・塩見が左越えへ10号2ランでリードを広げた。塩見はこの日が29歳の誕生日で、バースデーアーチとなった。打線の援護を受けた高橋は「(自身も)粘って投げていたし、塩見さんがバースデーアーチを自分で打っていたので、勝ちをつけられるようにと思って投げていた」と笑顔を見せ、「この調子で後半も、これからセ・リーグ戻るのでしっかり勝てるように頑張っていきたい」と締めくくった。

 ヤクルトは11日にソフトバンクを逆転で下して全カード勝ち越しでの優勝を決め、この日の白星で14勝4敗、勝率・778で全日程を終了した。18試合制となった2015年以降の最高勝率は2016年ソフトバンクの13勝1分け4敗・765が最高。今季のヤクルトはその記録を超えた。

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