明秀学園日立、市和歌山エース米田対策万全　石川主将「高めのボール球に手を出して助けないように」

天候不良のため、センバツは順延に（撮影・坂田　高浩）
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　第94回選抜高校野球大会は26日、天候不良が予想されたため第8日の2回戦2試合が27日に順延となった。準々決勝は28日、準決勝は30日。当初予定されていた準決勝翌日の休養日がなくなり、決勝は変わらず31日に行われる。今大会の順延は18日に続き2度目。試合を予定していた4校と、新型コロナウイルス感染者が複数出た広島商の辞退により不戦勝となった大阪桐蔭は、甲子園の室内練習場で約2時間ずつ調整した。

　第2試合で登場予定だった明秀学園日立（茨城）は打撃練習を中心に調整した。対戦する市和歌山のエースで今大会最速の149キロ右腕・米田天翼（つばさ＝3年）の攻略が鍵。1回戦で花巻東（岩手）の佐々木から2三振を奪うなど4打数無安打に封じた米田について、石川ケニー主将（3年）は高めに伸びる直球を警戒し、「高めのボール球に手を出して相手を助けないように。打つべき球を打てばチャンスはあると思う」と誓った。

　コロナ禍により大会前に全体練習ができない日々が続いたが、オンラインで取材に応じた金沢成奉監督は「今日までで一番良い状態かなと思っています」と選手のコンディションの向上に目を細めた。（柳内　遼平）