阪神・湯浅が希望の光や!今季初登板で日本一クリーンアップを3人斬り　矢野監督も「素晴らしかった」

セ・リーグ   阪神0ー6ヤクルト （ 2022年3月26日    京セラD ）

＜神・ヤ（2）＞8回の1イニングを無失点に抑えた阪神4番手の湯浅（撮影・北條　貴史）
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　若さあふれる快投が希望の光となった。4番手で登板した阪神・湯浅が3人斬りの零封。開幕から精彩を欠く中継ぎ陣にあって、今後に期待を持たせるパフォーマンスだった。

　「今シーズンの初登板でしたし、相手もクリーンアップだったので、すごく緊張はしましたが、3人で抑えることができて良かったです」

　4点劣勢とはいえ、今季初登板は簡単なマウンドではなかった。8回だ。3番からの中軸と対峙（たいじ）。それでも強気に腕を振った。先頭の山田を直球で詰まらせて一飛に仕留めると、続く村上には3ボール1ストライクとカウント不利な状況から直球を2球続けて二ゴロに料理。最後は開幕から2試合で7打点と大暴れしているサンタナを、この日最速となる150キロの直球を投げ込んで3球三振に斬った。

　矢野監督は「素晴らしかった」と評価し、福原投手コーチも「これを自信にしてもらったら」と目を細めた。8、9回を担う岩崎、ケラーの並びは不変ながら、勝ちパターンの7回は現状、空席と言っていい。4年目の22歳右腕に好機到来だ。（遠藤　礼）