巨人 4点差守れず逆転負け デラロサ打たれてドラ3赤星の初勝利消滅 坂本4の4もヒーローにできず

[ 2022年3月27日 18:02 ]

セ・リーグ   巨人5―7中日 ( 2022年3月27日    東京D )

<巨・中(3)>悔しそうな表情でベンチに戻るデラロサ (撮影・森沢裕)
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 巨人は最大4点差を9回に追いつかれ、延長10回の末に7―5で逆転負け。中日の立浪監督に監督初勝利を献上した。

 巨人はプロ初登板初先発となったドラフト3位ルーキー右腕・赤星が6回を無四球5奪三振、阿部のソロ弾のみの1失点に抑える好投。初勝利の権利を得て降板した。

 だが、8回に3番手左腕・高梨が2点を失って5―3と2点差に迫られると、9回には5番手右腕・デラロサが2四球と坂本に代わって途中から遊撃を守っていた広岡の失策で無死満塁のピンチを招き、1死後、大島に右前2点適時打を打たれて同点。赤星のプロ初登板初先発初勝利が消滅した。

 5―5の同点で迎えた9回の攻撃は2死三塁とサヨナラ機を迎えたが、代打・ウォーカーが打ち取られて今季初の延長戦に突入。10回には6番手として右腕・直江が登板したが、1安打2四球で2死満塁のピンチを招き、溝脇が左翼へ弾き返した鋭い打球はダイビングキャッチを狙った立岡の執念もあと一歩届かず。2点適時打となってついに逆転を許した。

 巨人は初回に昨季セ・リーグ投手2冠の先発右腕・柳から坂本の先制二塁打、岡本和と中田の2者連続アーチで大量4点を先取。左内腹斜筋筋損傷のため故障班に入り、レギュラーに定着した高卒2年目以降では初めて開幕戦を欠場した坂本は初回から4打席連続安打で通算172度目の猛打賞とし、171度で並んでいた王貞治(巨人)を超えて歴代単独8位に躍り出るなど華々しい復帰戦となったが、交代後の悔しい敗戦となった。

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