中日 「プロ通算6打点」の溝脇が殊勲打 インタビューで言葉に詰まる「みんな勝ちたいという気持ち」

[ 2022年3月27日 19:02 ]

セ・リーグ   中日7-5巨人 ( 2022年3月27日    東京D )

<巨・中3>ヒーローインタビューを終えファンに帽子を振る溝脇(撮影・久冨木 修)        
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 「プロ通算6打点」の中日・溝脇隼人内野手(27)が、大仕事をやってのけた。

 9回裏の守備から登場した溝脇は、延長10回、2死満塁で打席が回ってくると、巨人・直江の高めの変化球を左翼へ。ダイビングキャッチを試みた左翼手・立岡の少し前に落ちる勝ち越しの2点適時打となり、打球が落ちた瞬間には一塁ベース付近でガッツポーズ。「ちょっと打球が、微妙なところだったので、ヒヤヒヤしながら走っていた。ヒットという形になったので、すごくうれしかったです。チーム一丸となって、最後まであきらめず、戦う姿勢が結果につながったと思います」と、試合後のインタビューで胸を張った。

 さらに、その後のインタビューでは「みんな勝ちたいという気持ちで、つないで、つないで、1点ずつ取っていって、結果最後は僕が打ちましたが、色々…そうですね」と話すと、言葉に詰まる場面も。「色々、苦しい時もあったんですけど、必死に毎日練習してきた結果がよかったかなと思います」と話し、竜党から万雷の拍手を浴びた。

 2死満塁での打席については「あまり気持ちが入りすぎず、冷静にしっかり球を見て、慌てずバットを振ろうと思って、すみません、片言で」と、興奮が収まらないのか、再び言葉がまとまらずに話す一幕も。「必死に食らいついていった結果が、あのようになりました」と言い直した。

 さらに、指導者として初勝利となった立浪監督への思いを問われると「監督もそうなんですが、チーム、ファンの方、全員が勝ちを欲しかったと思います。そこで良い結果を出せて本当によかったです」と話し、今後に向けては「名古屋に戻って、毎日、精一杯戦って、勝ちにつながるように頑張ります」と話して、再び大きな拍手を浴びていた。

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