ソフトバンク藤井 見事火消し1390日ぶりプロ2勝目 戦力外、独立、育成経て…「初勝利のような感じ」

[ 2022年3月27日 16:49 ]

パ・リーグ   ソフトバンク6─4日本ハム ( 2022年3月27日    ペイペイD )

<ソ・日3>移籍後初勝利を上げた藤井(撮影・中村 達也)
Photo By スポニチ

 ソフトバンクの藤井皓哉投手(25)が27日、日本ハム第3戦(ペイペイD)に3番手で登板。1死満塁の大ピンチをしのぐ好投で4年ぶりとなるプロ2勝目をマークした。

 5回、1点勝ち越しを許し、なおも1死満塁から登板。5番・ヌニエスを見逃し三振、6番・佐藤を遊ゴロに仕留め、反撃を断ち切る快投。打線が直後の5回に三森が中越え適時三塁打、今宮の遊ゴロで勝ち越し。藤井は6回も無失点に抑え、以降も救援陣が無安打に抑えてリードを守り切った。前日は3番手で登板し、ソロを被弾しただけに「昨日、ふがいないピッチングした。もう一度チャンスもらったのでやってやろうという思いでマウンドに上がった」と振り返った。

 波乱万丈の道のりだった。おかやま山陽高から2014年ドラフト4位で広島に入団。2018年6月6日にプロ初勝利を挙げたのはくしくもこの日と同じ日本ハムだった。

 3年間で14試合登板も1勝0敗で、20年オフに戦力外通告。トライアウトを経て、独立・高知でプレーし、昨年12月にソフトバンクと育成契約。キャンプやオープン戦での好投が評価され、開幕直前に支配下登録された。「もう自分の想像をはるかに越えるスピードでここまで来ている。(心の)整理がついてなかった」と目を白黒させながらも「昨日登板できて、やられてしまったけれど、またチャンスいただけたのでやってやろうという思いだった」と振り返った。

 お立ち台に上がり「すごいファンの方が多いなあと思います」と初々しいコメント。プロ2勝目にも「4年も開いたので…初勝利のようなかんじ。ウイニングボールを実家に送ります」とはにかんだ。

 ▼ソフトバンク・栗原(2戦連発含む3安打猛打賞) 手応えは良かった。アサヒスーパードライさんが冠なので必死で取りに行きました。(昨日も2安打で副賞のスーパードライ1年分をゲット)2年分なので、これはちょっとどうしようかなと考えています。(あと三塁打でサイクル)意識はしてなかったです。打席が終わってから言われて気づいたので後悔してます。アサヒスーパードライを2年分しっかり飲み干したいと思います。

続きを表示

この記事のフォト

2022年3月27日のニュース