広島・栗林 伝説の大魔神まで“あと1” 昨季から連続セーブ記録「21」に伸ばす

[ 2022年3月27日 17:25 ]

セ・リーグ   広島7-6DeNA ( 2022年3月27日    横浜 )

<D・広3>広島5番手の栗林(撮影・島崎忠彦)
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 昨季セ・リーグ新人王の広島・栗林良吏投手(25)が27日のDeNA戦で今季初セーブを記録した。記録づくめだった昨季は連続試合セーブ記録が「20」まで到達し、シーズンが終了。2シーズンをまたいで、この日で「21」まで伸ばした。

 この日は2点リードの9回に登板。2四球を与え、牧に適時打を浴びるなど1点差に詰め寄られたが、最後は何とか宮崎を一邪飛に打ち取り、逃げ切り勝ち。広島の開幕3連勝に貢献した。

 シーズンをまたぐケースとしては、すでに栗林の「21」は最長に達している。1シーズンでの日本記録は「大魔神」の異名を持つ佐々木主浩氏(横浜)が98年に達成した22試合連続で、参考記録ながらも、ついに「あと1」まで迫った。また、岩瀬仁紀氏がマークした2番目の「20」を上回り、単独2位ともいえる記録に浮上。レジェンドとそん色ない安定感ともいえそうだ。

 栗林は昨季、53試合に登板し、0勝1敗37セーブ。新人投手の年間セーブ数では15年山崎康(DeNA)の最多記録に並んでいた。特筆すべきは防御率の0・86で、さらに27試合に登板したマツダスタジアムでは、オール無失点の防御率「0・00」という“無双”ぶりだった。

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2022年3月27日のニュース