ソフトバンク ギータV撃!!グラ、栗原続いた!!3連打5得点で新庄ビッグボス粉砕

[ 2022年3月27日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク6-3日本ハム ( 2022年3月26日    ペイペイD )

<ソ・日2>5回、2点適時打を放つ柳田(撮影・岡田 丈靖) 
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 ソフトバンクは26日、日本ハムに6―3で快勝した。主将の柳田悠岐外野手(33)が5回2死満塁で中前に2点打となる今季初の決勝打。さらに主砲ジュリスベル・グラシアル内野手(36)、栗原陵矢外野手(25)が適時打で続き、中軸で一挙5点のビッグイニングとなった。藤本博史監督(58)は新人監督として球団史上初の開幕連勝を飾った。

 中軸トリオが3連続適時打で一挙5得点を挙げ、ビッグボスの継投策をビッグイニングで粉砕した。

 まずは新主将の柳田が口火を切る。1―1の5回2死満塁。3番手・河野の初球を迷わず振り抜き中前2点適時打。塁上ではこだわりデザインのCマークを輝かせ、「(佐藤)直樹が粘って(四球で)つないでくれたので、何とかしたいという気持ちだけだった。勝ちにつなげられる一本を打つことができて良かった」と胸をなで下ろした。

 主将での初タイムリーが決勝打になった。新人時代から指導を受けた藤本監督からの主将指名を快諾し、胴上げを誓う柳田は「チャンスでの一本が勝敗を分ける。明日からも一本を打てるようにしたい」と自然に力が入る。

 主将が打てば、主砲が黙ってはいない。2死一、三塁から4番・グラシアルが左翼フェンス直撃の適時打で追加点。「みんながつないだ中で、いい追加点になった」。鳴りやまない快音に本拠地はお祭りムードだ。

 締めは自称・副主将の5番・栗原。2死二、三塁から泥くさい当たりだったが、「必死に走った」と一塁内野安打。失策も絡み2点を追加し、ビッグボスを黙らせた。1打席目には今季初安打となる右越え1号先制ソロ。「長打を狙っていたし、最高の結果になって良かった」と胸を張り、堂々と今季初のお立ち台に登場した。

 「球団の方に小さくても良いのでCマークをつけてくれと頼んでいるけど、なかなか許可が下りない。自覚として副主将をやって、チームを引っ張っていきたい」。3万3千人超のファンの前で宣言し、正式な副将任命を心待ちにした。

 宮崎春季キャンプ中から中軸の3人を固めていた藤本監督は「クリーンアップが打ってくれたらビッグイニングをつくれる。できるだけ3人の前にランナーを出せるように」と信頼は絶大。ビッグボスとの開幕カードで勝ち越しを決めたビッグフェースの指揮官は「明日の試合が大事になるので、3連勝でいきたい」と息巻いた。(福井 亮太)

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2022年3月27日のニュース