ヤクルト・中村MVP「まさか僕が獲れるとは」投手陣を懸命リード、打っても打率・318、3打点

[ 2021年11月28日 05:30 ]

SMBC日本シリーズ2021第6戦   ヤクルト2ー1オリックス ( 2021年11月27日    ほっと神戸 )

<オ・ヤ>日本一を喜ぶ中村(右端)らヤクルトナイン(撮影・大森 寛明)
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 男泣き。歓喜の輪でヤクルト・中村は大粒の涙を流した。歓喜の日本一、そしてMVP。「まさか僕が獲れるとは思っていなかった。1年間頑張ってきた、最後のご褒美かなと思う」と、涙で濡れた頬を緩ませた。

 「毎試合しんどくて…。オリックスは粘り強くて本当にいいチーム。精根尽き果てた」。シリーズ全試合、全イニングでマスクをかぶった。オリックス打線を冷静に分析し、懸命のリードで好投を引き出した。常に脳裏にあったのは高津監督の言葉である「絶対大丈夫」。中村は「毎日“絶対大丈夫”と自分に言い聞かせてきた。リードで悩んだ時は、その言葉をおまじないのように毎日言い聞かせてやっていた。監督、ありがとうございます」と感謝した。

 打っても22日の第1戦で山本から先制打を放つなど、22打数7安打の打率・318、3打点。「投手のいいところを引き出そうとリードした結果、勝ち切れたと思う。ピッチャー陣もありがとう!」最後には涙は乾いた。中村は「日本一になれて本当に幸せ」と満面の笑みで喜んだ。

 ≪捕手では18年甲斐以来≫中村(ヤ)が捕手でフル出場しMVP。捕手のシリーズMVPは、18年甲斐(ソ)に次ぎ6人目、7度目(昨季MVPのソフトバンク・栗原は捕手登録も捕手出場なし)。ヤクルトでは97、01年古田敦也以来2人目、3度目となり、チームの日本一6度のうち半分は捕手がMVPを獲得している。また、中村は打率.318で盗塁阻止率10割。MVP捕手のうち打率3割以上は延べ5人目、阻止率10割は2人目だが、両方クリアしたのは中村だけだ。なお、ヤクルトがシリーズで相手に盗塁を1つも許さなかったのは今回が初めて。

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