日本ハム 23年からの本拠地・北広島市で道産子野球教室開催

[ 2021年11月28日 05:30 ]

野球教室で、子供たちにボールの握りを教える杉浦(撮影・高橋茂夫)
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 日本ハムの北海道出身5選手、杉浦(帯広市)、玉井(佐呂間町)、福田(札幌市)、佐藤(厚岸町)、片岡(八雲町)が27日、23年から球団が本拠を置く北広島市で同市内の少年野球チームに所属する小学生30人を対象に野球教室を行った。道産子選手による野球振興活動「ネクストサークル」の一環で、選手からの提案を発端に開催が実現。同市にある福田の母校・星槎道都大の練習場でで第1回が行われた。

 19年に始動した今プロジェクトは、鍵谷(現巨人)、杉浦、玉井の3人からスタート。用具支援費用などを一部負担するなどして野球の興味を持つ子供を増やすために取り組んできた。杉浦は「今までは野球道具を贈っていたが、せっかくなら」と直接指導を実現させ、「この中からプロ野球選手が出てきてほしい」と期待した。鹿部町出身の伊藤は1年目とあって参加が見送られたが、5選手がユニホーム姿で登場すると少年、少女が憧れのまなざしで選手の動きに見入った。

 小学生の打者を相手に自ら投手役を買って出た玉井は、軟式球に苦戦して投球が乱れる場面もあったが「楽しそうにやってくれて良かった」と笑顔。幼少期に当時選手だった白井康勝スカウトの野球教室に参加した経験がある佐藤は「北海道では初めてなのでうれしい。小さい時に白井さんと撮った写真が今でもあるので、いい思い出になってくれたらいい」と話した。(東尾 洋樹)

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2021年11月28日のニュース