Honda・井上 王者→初戦敗退のジンクス破って連覇誓う「隙のない野球をやりたい」

[ 2021年11月28日 05:30 ]

Hondaの井上
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 第92回都市対抗野球大会(スポニチ後援)は28日、東京ドームで開幕する。昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、禁止となっていた社会人野球名物の応援合戦が人数制限などの条件付きで復活。昨年覇者のHonda(狭山市)で橋戸賞(最優秀選手)を獲得した井上彰吾外野手(30)が連覇を誓った。

 Hondaが「ジンクス」を打ち破る。優勝チームは翌年が予選免除となる本大会で19年は大阪ガス、20年はJFE東日本が初戦敗退した。昨年大会で橋戸賞に輝き優勝に貢献した井上は「自分たちの野球ができれば大丈夫。優勝して会社や地域の人と喜びたい」と連覇を見据えた。

 左の好打者・井上は昨年、5試合で打率・333、1本塁打、10打点と躍動。就任1年目だった開田(ひらきだ)成幸監督から「準備の段階で勝負は決まっている」と教えを授かり、相手投手や自らの打撃を一打席ごとに分析して結果につなげた。チームもオープン戦からタイブレークの練習に励み、5試合で2度のタイブレークを制し「準備の大切さが身に染みた」と振り返った。

 入社9年目のベテランは「監督が就任当初から掲げている隙のない野球をやりたい」と意気込み十分。開幕戦からエンジン全開で、史上7度目(6チーム目)の連続日本一に挑む。(柳内 遼平)

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2021年11月28日のニュース