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オリックス終戦…胸張れ由伸!9回1失点自己最多141球熱投「これから強いチームになっていけたら」

[ 2021年11月28日 05:30 ]

SMBC日本シリーズ2021第6戦   オリックス1ー2ヤクルト ( 2021年11月27日    ほっともっと神戸 )

<オ・ヤ>日本一を逃し喜ぶヤクルトナインを見つめるオリックスナイン(撮影・岡田 丈靖)
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 「SMBC日本シリーズ2021」は27日、ほっともっと神戸で第6戦があり、オリックスは延長12回、シリーズ史上2番目に長い5時間の激闘の末に惜敗し1996年以来、25年ぶりの日本一を逃した。先発したエース山本由伸投手(23)が自己最多141球の熱投で9回1失点。シリーズでは球団史上初となる2桁11奪三振でチームを鼓舞したが、勝利には結びつかなかった。

 延長12回2死二塁。あと1死で負けがなくなる場面で6番手の吉田凌が決勝点を奪われると、山本は唇をかんだ。自己最多141球の熱投も報われず、25年前に日本一を成し遂げた神戸で終戦。自身登板試合でのチーム敗戦は6月25日以来、5カ月ぶりの悪夢だった。

 「本当に悔しいです。集中してできたので、多少寒さはありましたけど、そんなに気にならずプレーできた」

 試合開始時の気温は7度。吐息が白くかすむほど凍える神戸を、その右腕で熱くした。「今季でも、一番気持ちのこもった投球ができたと思います」。1―1の8回。3番・山田はスライダーで、続く村上はカーブで、最後はサンタナをスライダーで、いずれも空振りに仕留める3者連続三振。リーグ屈指の強力打線から11三振を奪った。8回終了時でプロ入り後最多に並ぶ126球を費やしたが「交代しようかという話になったのですが、8回に調子が上がったので」と、9回も志願し3者凡退に退けた。

 失策絡みの失点を嫌う。「投手はいつも野手に助けてもらっていますから、仲間にミスが出た時こそ僕が投げ抜かないといけない」。象徴的な場面が6回。宗と紅林の連続失策で無死一、二塁を背負ったが、サンタナを内角直球でバットをへし折り二ゴロ併殺。なおも2死三塁で中村を遊ゴロに仕留めた姿は、まさにエースだった。中嶋監督は「(山本が)あれだけの投球をしてくれたのに、援護が取れなくて。それができなかったのは悔しい」と絞り出した。

 レギュラーシーズンは球団新記録の15連勝で締め、CSと合わせて自身16連勝。20日の日本シリーズ第1戦は6回1失点で勝敗付かず、この日も白星を奪えなかった。それでも不敗神話は来季へと続く。「やっとスタートというか。これから強いチームになっていけたらなと思います」。その右腕で、来季こそチームを日本一に導く。(湯澤 涼)

 《球団初の2桁K》山本(オ)が9回11奪三振の快投。日本シリーズの1試合2桁奪三振は、18年第6戦のバンデンハーク(ソ)以来22人で25度目。オリックスでは前身球団を通じ初めてで、これまでの球団最多記録は山本自身が今季第1戦で記録した9奪三振だった。今シリーズは2試合の登板で合計20奪三振。1シリーズで20奪三振以上は、58年稲尾和久(西鉄)の32奪三振を筆頭に12人目で13度目。チームでは阪急時代の山口高志が75年に21三振、76年に22三振を奪って以来45年ぶり2人目となった。

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