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【阪神新コーチに聞く・藤井康雄1、2軍巡回打撃コーチ(中)】いらんことしない 軸に合った動きするだけ

[ 2021年11月28日 05:30 ]

藤井康雄1、2軍巡回打撃コーチ
Photo By スポニチ

 ――現役、コーチとして多くの球団を見てきた。他球団と阪神で違いを感じる部分。

 「オリックスの現役時代にサヨナラホームランを打っても新聞の1面になったことがない(笑い)。メインじゃないのに指導しただけで1面になるなんてすごい。びっくりするよ」

 ――指導を受ける選手の姿勢。
 「自分で疑問に思って質問してくるのは、やっぱり興味があるということだと思う。その分、吸収力は大きい。関心があるか、ないかも伸びしろの一つになるし、そのあたり(関心)をどう引き出してあげるかというところ。一番は各選手にビックリマークをつけてあげるところから入っていく。“こんなことあるんだ!”とか“こういう考え方があるんだ!”と自分の知らないことで興味が出たら。目からうろこが落ちるみたいなものがあればベスト」

 ――選手を見る上で大切にしていること。
 「違和感が出ないように。ナチュラルに本来持っている自分の動き、行動、自然体、しなやかに動けるのが力が出るコツだと思う。普段している動きを野球でも(できるように)。例えば、ペットボトルを持った時にドリンクを(肘を上げて)飲む人って(基本的には)いないと思う。ご飯を食べる時に体の左側に皿を置いて食べないでしょ?何かをするときは体の正面で行いますよっていうところ。バッティングも同じ」

 ――4スタンス理論との出合い。
 「現役が終わってファームのコーチを4年やったんだけど、もう一つ教えきれてない自分がいた。自分が今まで経験したことだけで選手に話をする。でも、みんなうまくはならなかった。(その後)スカウトになって4スタンス理論の本を見つけて、なんとなく読んだだけなんだけど、おもしろいなって。(再びコーチになり)最初にT―岡田を指導して間違ってなかったと思った」

 ――体の正面で行うことから、選手が自分自身の体の軸を知っておくことで好不調の波を少なくできる?
 「そうね。いらんことをしない。調子が悪くなるといろんなことをするでしょ。そうすると(4スタンス理論における)自分のタイプではない動きまで取り入れてみようとか。何でもかんでもやってみようとか。それは、俺の中では違う。(軸を理解していれば)自分に合った動きの中で修正していく、調整していくということができる。その分、遠回りしなくても済むようになるのかなっていうところがある」

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