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2年目を終えた広島式「2・5軍」の収穫と課題 早期昇格への積極活用も目指す

[ 2021年11月28日 14:30 ]

広島のコルニエル
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 広島に通称「2・5軍」が発足して2年が経った。2・5軍とは、昨季3軍に新設された投手強化指定部門のこと。指名された投手数人が2軍本隊から離れ、ラプソードやハイスピードカメラを駆使して投球フォームなどの矯正を目指す。今季は薮田、中村恭ら実績のある投手から高卒2年目の鈴木寛らも所属した。

 その中で創設1年目の昨季にはなかった活用法が試された。コルニエルが9月上旬に降格すると、そのまま2・5軍に合流。実戦から9日間離れて投球フォームを見直し、ウエスタン・リーグ登板2試合のみで再昇格した。短期間での1軍復帰を目指す場として2・5軍が利用されたのだ。

 鈴木清明球団本部長は「来年は1軍で調子の落とした選手を(2・5軍で)チェックし、短期間で状態を上げるという使い方も考えている」と、2・5軍の3年目を見据えている。来季は登板過多などで不振となった投手を2・5軍扱いとし、一時的に実戦から離れさせて復調を目指すパターンも増えそうだ。

 一方、2・5軍に所属した中村恭、鈴木寛が戦力外を通達されるなど、矯正部門としての課題も見えた。担当の畝3軍統括コーチは「1人でも多く1軍に昇格させるのが自分の使命。どの選手もいいものは持っている。時間をかけて見られる場所なので、1軍で投げるためには何が足りないかを示して指導していきたい」と思い描いている。収穫も反省も勉強材料として、2・5軍は3年目の準備に入っていく。(記者コラム・河合 洋介)

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