選手権決勝戦の「隣県対決」は40年ぶり 41年前のフィーバーも、ここから始まった

[ 2021年8月28日 20:09 ]

準決勝の近江戦で1失点完投の好投を見せた智弁和歌山・中西(撮影・河野 光希)
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 第103回全国高校野球選手権大会決勝のカードは、智弁学園-智弁和歌山の「智弁対決」になった。手の内を知り尽くした系列校の対戦に注目が集まる一方、奈良と和歌山は隣県同士。選手権大会の歴史を紐解くと、ファイナルで隣県対決が実現するのは9度目となる。

 第28回大会(昭21)の浪華商(大阪)ー京都二中が最初。その後6例までは現在の1県1校制になる1978年(昭53)以前の大会で、47都道府県49代表の現行制度以降は「大ちゃんフィーバー」で沸いた62回大会(昭55)の横浜(神奈川)―早実(当時東東京、現西東京)、翌63回大会(昭56)の報徳学園(兵庫)―京都商と2年連続で実現した。

 40年ぶりの隣県同士による決勝戦。投打ともに、全く互角と目される「智弁対決」の勝者は――。

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