1失点完投&決勝弾の智弁学園・小畠「智弁学園は奈良が本校なので、負けるわけにはいかない」

[ 2021年8月28日 14:46 ]

第103回全国高校野球選手権大会 準決勝   智弁学園3-1京都国際 ( 2021年8月28日    甲子園 )

<京都国際・智弁学園> 4回2死一、二塁、智弁学園・小畠は左越えに先制の3点本塁打を放つ (撮影・後藤 大輝)
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 第103回全国高校野球選手権大会の第14日は28日、甲子園球場で準決勝が行われ、第2試合では智弁学園(奈良)が3-1で京都国際(京都)を破り、初の決勝進出を果たした。先に29日の決勝進出を決めていた智弁和歌山とは、02年の第84回全国高校野球選手権大会の3回戦以来、2度目の聖地での姉妹校対決となる。

 先発・小畠の“独り舞台”と言っても過言ではなかった。投げては3安打1失点の完投で、同じく1失点完投だった3回戦の日本航空(山梨)戦に続く好投。「日本航空戦のときは球数は少なかったが、失点の仕方が良くなかった。その点に関してはきょうは良かったと思います」と、見事に修正して勝利に貢献した。

 さらに、4回の先制3ランについての質問にはニッコリ笑みを漏らした。結果的に決勝弾にもなり、「本当にたまたまなんで、みんな自分には期待していなかったですけど、1本出てよかったです。まさか越えるとは思わなかったので、よかったです」と、今大会初安打が値千金の一撃となり喜んだ。

 決勝は、姉妹校でもある智弁和歌山。小畠は「ユニホームが似ているので、多分、どっちか分からないと思うのですが、智弁学園は奈良が本校なので、負けるわけにはいかないです」と、ちょっぴり意地を見せた。左のエース・西村も控えており、この日はベンチの最前列から声援を送った。小畠は「いつも自分に声を掛けてくれる。頼りにしている存在」と、2人で決勝に立ち向かう決意を示していた。

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