全国高校軟式野球　筑陽学園サヨナラ4強　松尾が2失点完投

＜筑陽学園・松山商＞2失点で完投勝利を収めた筑陽学園・松尾（撮影・河野　光希）
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　全国高校軟式野球選手権大会第3日は27日、兵庫県の明石トーカロ球場などで準々決勝4試合が行われ、コロナ禍で中止となった昨年の第65回大会を挟んで4連覇を狙う中京（東海・岐阜）、筑陽学園（北部九州・福岡）、作新学院（北関東・栃木）、浜田（東中国・島根）が準決勝に進んだ。29日の準決勝は筑陽学園―中京、作新学院―浜田の組み合わせとなる。

　筑陽学園は87年大会で日本一に輝いた名門・松山商に3―2でサヨナラ勝ちを決めた。先発した右腕・松尾はスライダーをコーナーに集める投球が光り、6安打2失点の完投で「テンポ良く投げることができた」と笑顔。宿泊するホテルの自室では勉強に励むなど文武両道を貫く男は「次も自分の持ち味を発揮して勝ちたい」と意気込んだ。