阪神・ロハス 長女誕生に自ら祝砲「家族のためにもう1本、2本と打てるように頑張る」

[ 2021年8月28日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神4ー6広島 ( 2021年8月27日    マツダ )

<広・神>2回、左越えに先制本塁打を放つロハス(撮影・成瀬 徹)
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 長女誕生に祝砲を上げた。阪神のロハス・ジュニアが2回に先制の5号ソロを放ち、生まれたばかりのまな娘に“バースデー弾”を贈った。

 「実は今日、娘が生まれたんだよ!生まれてきてくれた娘にささげる最高のプレゼントになって良かったね。愛する家族のためにも、もう1本、2本と打てるように頑張るよ」

 完璧に仕留めた。2死で左打席に立つと、カウント2―1から大瀬良の外角145キロ直球をフルスイング。快音を響かせ、放物線を描いて左翼席着弾した。ダイヤモンドを1周してベンチ戻ると、広報を通じて早朝に第2子となる長女が誕生していたことを明かした。24日のDeNA戦以来、3試合ぶりの一撃で父として祝福した。

 4回は1死から同じ大瀬良の147キロ直球を捉えて右前打し、マルチ安打は今季5度目だ。左翼守備では前日26日のDeNA戦で左前打を後逸し、失点に直結する来日初失策があったばかり。4回2死二、三塁の窮地では野間の後方への飛球を背走して好捕した。「昨日のミスを取り返す…じゃないですけど、守った以上は、そっち(守備)でもチームに貢献したいと思ってやっています」。攻守で名誉挽回の活躍を見せた。

 1軍生き残りをかけてアピールを続けるしかない。一時帰国の影響で2軍調整をしているマルテに代わって先発出場を続ける後半戦は13試合を終えて打率・311(45打数14安打)、4本塁打、7打点。前半戦とは別人のような上昇曲線を描く。「(長女が)生まれたところにいられなかったのは残念ですけど、元気に生まれてくれたので。また気持ち切り替えて明日から頑張ります」。頑張る理由が増え、これからの活躍がますます楽しみだ。(須田 麻祐子)

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2021年8月28日のニュース