智弁学園 初の決勝進出で「智弁」対決へ 小畠が1失点完投&決勝弾の“二刀流”の活躍

[ 2021年8月28日 13:58 ]

第103回全国高校野球選手権大会 準決勝   智弁学園3-1京都国際 ( 2021年8月28日    甲子園 )

<京都国際・智弁学園> 4回2死一、二塁、智弁学園・小畠は左越えに先制の3点本塁打を放ちガッツポーズ (撮影・後藤 大輝)
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 第103回全国高校野球選手権大会の第14日は28日、甲子園球場で準決勝が行われ、第2試合では智弁学園(奈良)が3-1で京都国際(京都)を破り、初の決勝進出を果たした。先に29日の決勝進出を決めていた智弁和歌山とは、02年の第84回全国高校野球選手権大会の3回戦以来、2度目の聖地での姉妹校対決となる。

 先発の小畠は、3回戦の日本航空(山梨)戦で1失点完投するなど、今大会12回1失点の安定感を誇る。この日は2回に失策、3回には四球で走者を背負うが、傷口を広げずに3回まで無安打でしのぐと、その小畠がバットでも魅せた。

 4回の2死一、二塁で、京都国際の先発・平野から左翼席へ先制の3ラン。今大会初安打が値千金の一撃となった。直前の打者のスクイズ失敗で嫌な流れになりかけたものの、自らの打撃で勢いを取り戻した。

 小畠は5回に犠飛で1点を返されたが、その後も落ち着いて京都国際打線を封じて、118球で3安打1失点の完投勝利。“二刀流”の活躍でチームをけん引した。

 智弁学園は選抜大会では2016年に優勝。悲願の夏初制覇まで、あと一歩のところまで迫った。

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